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業務用の食品乾燥機は、食品加工の効率化や商品開発に大きく関わる設備です。

乾燥方式によって得意な原料や仕上がり、設備コスト、運用方法が大きく異なるため、自社の用途に合った機器を選ぶことが重要になります。

そこで本記事では、注目したい食品向け乾燥機メーカーをピックアップするとともに、比較しやすい主要メーカー一覧や選定時のポイントをまとめました。自社の目的に合った食品乾燥機選びにお役立てください。

業務用食品乾燥機を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

新技術「摩擦乾燥機」でビジネス拡大を支援する注目メーカー

食品向け乾燥機メーカーは多くありますが、近年は「乾燥時間の短縮」「粉末化までの工程削減」などを目的に、従来とは異なる乾燥方式にも注目が集まっています。

その一つが、サハシ特殊鋼株式会社が展開する摩擦乾燥機「DRY-E」です。

企業紹介

サハシ特殊鋼株式会社(摩擦乾燥機 DRY-E)

摩擦乾燥という独自技術により、食品の水分率を約90%から5%まで抑え、軽量化・保存期間の長期化を実現。

新商品開発や市場開拓など、お客様の新たなビジネス創出に貢献します。

  • 乾燥方式:摩擦乾燥
  • おすすめの用途:米粉、よもぎ、コーヒー、お茶、大豆、キクラゲなど
  • 特長:
    ・水分率を抑え食品の軽量化・保存期間の長期化を実現。
    ・乾燥と粉末工程を1台に集約し設備費の削減が期待できる。
    ・熱効率は対象の種類に応じて最大70%。乾燥時間の短縮とエネルギーコストの削減が期待できる。

摩擦乾燥の仕組みや導入事例を詳しく知りたい方は、以下のインタビュー記事もご覧ください。

食品用乾燥機を選ぶポイント

乾燥方式が原料に合っているか

野菜・果物に向く方式と、粉末原料に向く方式は異なります。まずは乾燥したい原料と最終製品の形状を明確にすることが重要です。

品質保持をどこまで重視するか

色味や香り、栄養成分をできるだけ残したい場合は、低温乾燥や真空乾燥、フリーズドライなどが比較対象になります。

処理量と生産体制に合っているか

小ロット試作向けなのか、工場での連続生産を想定するのかによって、必要な設備規模や機種は大きく変わります。

乾燥後の工程まで見据えられるか

乾燥だけでなく、粉末化や包装、商品化まで視野に入れる場合は、後工程との相性や一貫対応のしやすさも重要な比較ポイントです。

試作や相談に対応してもらえるか

実機導入前に試作や原料テストができるメーカーであれば、仕上がりや歩留まりを事前に確認しやすくなります。

導入後の運用負荷を確認できるか

清掃のしやすさや操作性、メンテナンス体制まで確認しておくと、導入後の現場負担を抑えやすくなります。

おすすめ食品乾燥機メーカー一覧表

食品乾燥機は「何を乾燥したいか」「どこまで品質を残したいか」「粉末化まで行いたいか」で変わってきます。

用途の広さ、方式の特徴、サポート体制などをもとに、比較検討しやすいメーカーをピックアップしています。

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会社名代表的な機器名乾燥方法おすすめの対象
サハシ特殊鋼株式会社DRY-E摩擦乾燥化粧品や健康食品向けの高品質な原料を開発したい方
株式会社MITOMI遠赤外線低温乾燥機遠赤外線輻射高品質な低温乾燥を、省エネかつ高効率で行いたい方
大紀産業株式会社電気乾燥機 Eシリーズ熱風乾燥多目的に使える標準的な業務用を求める農家・加工業者の方
大一産業株式会社食品乾燥機熱風乾燥汎用性が高く、信頼性のある業務用機器を探している方
ラボネクト株式会社業務用食品乾燥機 E-3H熱風乾燥小規模な加工や、無添加フードを家庭〜業務用で手軽に作りたい方
静岡製機株式会社多目的電気乾燥機電気・熱風乾燥農家や加工業者で、多品目の食材を大量に扱いたい方
三庄インダストリー株式会社食品乾燥機(W乾燥)温風+近赤外線従来より乾燥時間を短縮し、生産効率を上げたい方
株式会社シロ産業業務用食品乾燥機熱風乾燥豊富なラインナップから、最適なサイズを選びたい方
東明テック株式会社マレンギPSシリーズ近赤外線乾燥風味を活かし、色鮮やかな高品質ドライフードを求める方
株式会社サンエー技研コンパクト低温乾燥機低温乾燥設置スペースが限られており、小型でも高性能な乾燥を求める方
エヌピ食品株式会社乾燥機(各種)熱風乾燥スナック菓子や食品業界向け専門ソリューションが必要な方
株式会社ヤスジマ食用連続高速撹拌乾燥機撹拌乾燥大量の食材を連続的に、かつ高速で乾燥させたい産業用途の方
黒田工業株式会社大型 DSK電気乾燥機熱風(プログラム運転)湿度や時間を細かく制御し、精密な乾燥設定が必要な方
三州産業株式会社SP-AT型自動乾燥機自動熱風乾燥大規模な自動化ラインでの乾燥工程を検討している方
株式会社新生バイオ熟成乾乾燥機熟成乾燥乾燥だけでなく、熟成による旨味の向上を狙いたい方
ツカサ工業株式会社パウドライヤー粉体乾燥食品の粉体(パウダー状)の乾燥を効率よく行いたい方
株式会社タイヨー製作所バンド型乾燥機連続式(バンド型)ベルトコンベア上で連続的に大量生産を行いたい工場の方
ジョンソンボイラ株式会社業務用乾燥機熱源(ボイラ等)併用工場内の熱源を活用し、大規模な乾燥システムを構築したい方
セル・ダイアグノスティックス合同会社プロ仕様食品乾燥機電気・熱風乾燥ワイドトレイで一度に大量(数十kg単位)に乾燥させたいプロの方

業務用食品乾燥機の主な乾燥方式

業務用食品乾燥機は乾燥方式によって得意分野が大きく異なります。乾燥したい原料や最終製品の状態を踏まえて方式を選ぶことが重要です。

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乾燥方式特徴コストおすすめ食材
摩擦乾燥高速回転するシャフトの摩擦熱で、乾燥と粉砕を同時に行う方式。水分率を約90%から5%まで短時間で低下させることが可能。短時間処理のためエネルギーコストを抑えやすい。粉末化により輸送コストの低減も期待できる。米粉、お茶、コーヒー、ゆで卵(粉末化)など
熱風乾燥40〜60℃程度の温風で乾燥させる最も一般的な方式。設備構造がシンプル。導入コスト・ランニングコストともに比較的低く、導入しやすい。野菜、果実など幅広い原料
真空乾燥減圧環境で乾燥させる方式。低温でも乾燥でき、色や香りを保持しやすい。真空設備が必要なため設備コストは高め。色・香り・成分の保持が求められる加工品
フリーズドライ食品を凍結後、高真空下で昇華乾燥する方式。品質保持に最も優れる。設備費・エネルギーコストともに高め。インスタント食品の具材、スープ、コーヒーなど
遠赤外線乾燥遠赤外線で内部まで加熱しながら乾燥する方式。表面の過乾燥を抑えやすい。設備によるが、中〜やや高コスト。あんぽ柿など表面乾燥を抑えたい食品

数ある乾燥機の中でも水分率90%から5%まで低減できる新技術「摩擦乾燥」は注目したい技術の一つです。

ここでは、摩擦乾燥機「DRY-E」を展開するサハシ特殊鋼株式会社を紹介します。

用途別に見るおすすめの選び方

コストを抑えて乾燥野菜・果物をつくりたい

汎用性の高い熱風乾燥が候補になりやすいです。まずは小ロット試作や対応原料の幅を確認しましょう。

素材の価値をそのまま活かしたい

香り・色・成分の保持を重視するなら、真空乾燥やフリーズドライが比較対象になります。

高付加価値な原料を製造したい、水分率を抑えたい

摩擦乾燥は水分率を約90%から5%まで低くすることが可能です。摩擦熱で乾燥させた原材料は健康食品や長期保存食品、化粧品原料への応用も期待でき、高付加価値商品の開発につながります。

摩擦乾燥機を取り扱っているサハシ特殊鋼株式会社の詳細はこちらをご覧ください。

食品乾燥機導入のメリット

保存性を高めやすい

食品中の水分を減らすことで、保存期間の延長や品質安定化につながります。

輸送・保管コストの削減につながる

乾燥によって軽量化しやすくなるため、輸送や保管の負担を抑えられる可能性があります。

原料の付加価値向上が期待できる

乾燥野菜や粉末食品、機能性原料など、新たな商品開発につなげやすいのもメリットです。

未利用資源の活用につながる

食品残渣や規格外原料を乾燥・粉末化することで、廃棄ロスの削減や新たな活用方法の検討にもつながります。

乾燥機の導入が難しい場合はOEMも選択肢

業務用食品乾燥機は、食品加工の効率化や高付加価値商品の開発に役立つ一方で、設備費や設置スペース、運用体制の確保が課題になることもあります。

  • まずは小ロットで試したい
  • コストをかけずに取り組みたい
  • 設備投資に見合う生産量がまだ読めない

といった場合は、自社で乾燥機を導入するよりも、OEMを活用する方が適しているケースもあります。

導入コストを抑えながら市場性を見極めたい場合は、乾燥機導入とあわせてOEMも比較検討するとよいでしょう。

Agritureでは、さまざまな食品の温風乾燥に対応しています。乾燥だけでなく、パウダー化や充填など一貫してサポートしており、お客様の商品開発を全面的にバックアップします。

食品乾燥機の比較で迷ったら、まずは乾燥方式から整理

業務用食品乾燥機は、食品の保存性向上や付加価値商品の開発に役立つ設備ですが、乾燥方式や用途によって適した機種は大きく異なります。

本記事では、熱風乾燥・真空乾燥・フリーズドライ・摩擦乾燥などの代表的な方式の特徴と、業務用食品乾燥機メーカーを比較しながら紹介しました。
自社の原料や商品設計に合った方式を整理することで、設備導入の方向性が見えてきます。

自社にとって最適な方法を見極めながら、食品乾燥技術を活用した新たな商品づくりやビジネス展開につなげていきましょう。

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この記事を書いた人

食品OEM専門メディア「食品OEMの窓口」で、記事の企画・執筆を担当。
食品OEMの始め方やOEMメーカーの比較記事、メーカーへのインタビュー記事などを数多く手がけています。

専門性の高いテーマでも、はじめてOEMを検討する方が迷わず理解できるよう、具体的でわかりやすい表現を心がけています。

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