健康食品GMPとは?意味・定義・使い方をわかりやすく解説

筆者紹介

目次

読み方

けんこうしょくひんじーえむぴー

英語表記

Good Manufacturing Practice for Health Foods

意味・解説

健康食品GMPとは、健康食品が「安全」で「一定の品質」で製造されることを保証するために設けられた、製造工程の管理基準です。医薬品のGMPを基にしつつ、健康食品特有のリスクや実態に対応した基準として、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会(JHFA)や日本健康食品規格協会(JIHFS)などが認証を行っています。
OEMメーカーがこの認証を取得していることは、製品の安全性・信頼性を示す証拠として多くの企業や消費者から評価されています。

主な用途

・サプリメントや栄養補助食品のOEM製造における信頼性証明
・機能性表示食品や栄養機能食品の裏付けとしての品質担保
・百貨店・医療機関・ドラッグストア流通の製品基準として
・海外展開や取引先からのGMP取得要件対応

ポイント解説

・「GMP対応」ではなく、第三者機関からの「GMP認証取得済み」であることが信頼性の指標
・認証には製造設備・原材料管理・記録・トレーサビリティ・従業員教育などの審査項目がある
・認証後も、定期的な監査・更新審査が必要(1〜2年ごと)
・OEMを依頼する際、健康食品GMP認証の有無が重要な選定基準となる
・「JHFAマーク」や「健康補助食品GMPマーク」としてパッケージに表示可能な場合あり

関連用語

・GMP(一般)
・FSSC22000
・機能性表示食品
・健康食品OEM
・第三者認証

豆知識

日本国内での健康食品GMPは、2005年頃から本格的に普及しはじめ、現在では機能性表示食品や医療機関流通製品において“GMP認証済み”がひとつの信頼マークとして扱われています。また、厚生労働省や消費者庁からも指導が強化されており、“GMP認証工場で作られていること”が販売店や消費者からの必須条件となりつつある分野です。

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