アスザックフーズ株式会社
信州発のフリーズドライ加工に強いスープのOEMを手がける
アスザックフーズ株式会社は、長野県須坂市に本社と工場を置く乾燥食品メーカーです。1963年に長野県経済連と長野県上高井郡の農協によって信州総合食品として設立され、1997年に現在の社名へ変更しました。真空凍結乾燥(フリーズドライ)と熱風乾燥(エアドライ)の両方の設備を持ち、スープや味噌汁の具材、乾燥野菜、乾燥果実を製造しています。
生産拠点は国内が長野県須坂市と上高井郡高山村、海外が中国・浙江省とベトナムの2都市です。OEM/ODMの受託では、原料の調達から乾燥、破砕・粉砕、粉体のブレンド、包装までをグループ内で行っています。
会社概要
| 会社名 | アスザックフーズ株式会社 |
| 本社所在地 | 長野県須坂市大字米持293番地45 |
| 設立 | 1963年11月(信州総合食品として設立、1997年に現社名へ変更) |
| 資本金 | 9,800万円 |
| 従業員数 | 533名(2025年5月時点。グループ計1,007名/国内のみ) |
| 事業所 | 本社・工場、本社営業所(須坂市・高山村)、東京営業所、大阪営業所 |
| 海外の関連会社 | 亜旭昌(紹興)食品有限公司(中国・浙江省)、ASUZAC FOODS Co., Ltd.(ベトナム・ホーチミン)、DALAT ASUZAC FOODS Co., Ltd.(ベトナム・ダラット) |
| 事業内容 | フリーズドライ食品の開発・製造、エアドライ食品の開発・製造、乾燥食品に付帯する包装業務 |
沿革
設立当初はカレー粉用の乾燥リンゴを生産していました。1970年に旭食品工業へ社名を変更して乾燥食品の製造・販売を開始し、ADネギ、AD山芋粉の製造が始まります。1971年にはADキャベツフレークの開発に成功し、浸透圧製法で特許を取得しました。
1974年にフリーズドライ1号機を導入してフリーズドライ食品の製造・販売を開始。1975年にはADキャベツフレークがカップ焼そばに採用され、1978年にはFDブロック具材の製造・販売を開始してプレパック製法で特許を取得しています。その後、1979年にFDフルーツ、1987年に「水で戻すお漬物」、1995年にフリーズドライ米ブロック、1996年にフリーズドライ甘酒と、乾燥食品の品目を広げてきました。
海外展開は1994年のベトナム・ホーチミン工場の設立に始まり、2005年にベトナム・ダラット、2006年に中国・紹興の工場が加わりました。国内では2000年に第3工場と仕上げ工場、2012年に新包装工場と品質保証センター、2017年と2021年にフリーズドライ設備を増設しています。
生産拠点
本社工場はブロック製品全般とフリーズドライ素材、自社企画商品を生産し、海外を含む各拠点のマザー工場にあたります。中国の紹興工場ではキャベツ、ねぎ、もやし、人参、ごぼう、りんご、いちご、コーン、ひらたけなどを製造し、もやしは工場敷地内で栽培しています。
ベトナムのホーチミン工場は輸出加工区にあり、世界各地の原材料を無税で輸入してフルーツや魚介のフリーズドライ・エアドライ製品を製造しています。ダラット工場は野菜のフリーズドライ製品が中心で、自社農場と契約工場で栽培した作物を加工しています。
OEM・受託製造の対応範囲
公式サイトで公開されている設備と対応内容は次のとおりです。最小ロットや価格は公開されていません。
| 乾燥方式 | フリーズドライ(真空凍結乾燥)、エアドライ(熱風乾燥) |
| 主な製品形態 | ブロック状の具材、フリーズドライ素材、粉末スープ、乾燥野菜、乾燥果実 |
| 二次加工 | 破砕機・粉砕機によるチップ状加工、パワーミルによるミンス状加工、粉体ブレンダーによる粉体調味料のブレンド |
| 包装設備 | 低速小袋充填機(三方パック)、横ピロー包装機、ガゼット包装機、給袋包装機(チャック袋・平袋)、縦ピロー・テトラパック包装機 |
| 生産拠点 | 長野(本社工場)、中国・紹興、ベトナム・ホーチミン、ベトナム・ダラット |
| 認証 | ISO14001(2003年取得)、ISO22000(2007年取得)、FSSC22000(2018年12月取得) |
| 開発体制 | R&Dセンターによる新製品開発、新技術開発、既存製品の改良・工程改善 |
2つの乾燥方式の違い
フリーズドライは、調理加工した原料を凍結させ、真空状態で氷を昇華させて乾燥させる方式です。同社は2017年5月にFD14号機・15号機、2021年2月にFD16号機・17号機を稼働させており、公式サイトではフリーズドライ製品の生産規模を国内トップクラスと説明しています。
エアドライは熱風を材料に当てて水分を蒸発させる方式で、同社の説明では野菜の食感がより良く再現される点が特長とされています。1971年に特許を取得したADキャベツフレークの浸透圧製法もこの系統にあたります。
品質管理と検査体制
2018年12月にFSSC22000を取得し、原料の受入から製造、出荷までの各工程で危害要因を管理しています。ベトナムのホーチミン工場は2020年3月、ダラット工場は2021年3月にFSSC22000を取得しました。中国の紹興工場は2006年にISO9001、2009年にISO22000を取得しています。
本社の品質保証センターでは分析機器をそろえ、社内で製品検査を行っています。微生物検査の項目は一般生菌、大腸菌群、大腸菌、真菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌で、年1回の外部精度管理と半年に1回の社内基準による精度管理を実施しています。乾燥食品では水分含量の検査も行っています。
そのほか、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS/MS)と高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)による残留農薬検査、エネルギー分散型蛍光X線分析装置とFT-IRによる異物の材質分析、高速液体クロマトグラフによる糖分析、原子吸光分光光度計によるミネラル分析、栄養成分分析、アレルゲン検査、味覚センサーによる6味の評価、熱ルミネッセンス測定装置による放射線照射の有無の確認を行っています。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、アスザックフーズ株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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