読み方
じーえむぴー
英語表記
Good Manufacturing Practice
意味・解説
GMPとは、「Good Manufacturing Practice(適正製造規範)」の略で、製品が安全かつ一定の品質で製造されるよう、製造工程の管理・衛生管理・記録管理などの基準を定めた制度です。もともとは医薬品業界で義務づけられていた基準ですが、現在ではサプリメント、健康食品、化粧品、ペットフードなどの分野でも導入されています。
食品OEMでは、GMP認定を受けた工場で製造された製品=「衛生・品質管理体制が整っている証」とされ、特に健康食品OEMにおいては取引の信頼性を高める要素となります。
主な用途
・サプリメント・健康食品・栄養補助食品のOEM製造管理
・取引先からの信頼性確保、自治体・団体からの調達条件クリア
・輸出時の品質保証・法規制対応
・GMP準拠を訴求したブランド価値向上
ポイント解説
・「GMP対応」と「GMP認定」は異なり、後者は第三者認証を取得していること
・製造工程の衛生管理だけでなく、記録・教育・トレーサビリティも重要要素
・GMP認定工場で製造された商品は、安心・安全性の裏付けとして表示可能
・サプリメントOEMではGMP工場が標準になりつつある
・FSSCやISO22000とは別の基準だが、併用されることも多い
関連用語
・FSSC22000
・ISO22000
・HACCP
・サプリメントOEM
・健康食品GMP認証制度
豆知識
日本における「健康食品GMP認証」は、**公益財団法人 日本健康・栄養食品協会(JHFA)や日本健康食品規格協会(JIHFS)**などの第三者機関によって運営されています。特にサプリメントや機能性表示食品では、「GMP認定工場で製造されたこと」を品質保証の一環として掲げる企業も増えており、消費者の信頼を得るための差別化要素になっています。また、海外展開を狙う場合の品質基準クリアとしてもGMPは重要視されています。