ベル食品工業株式会社
ベル食品工業株式会社は、大阪市鶴見区に本社と工場を置くレトルト食品の専門メーカーである。同社は自らを「日本で最初に固形カレールウを創った」会社と位置づけており、1950年(昭和25年)に前身の「ベル製菓」を設立した森田清市氏が同年に固形カレールウの開発に成功したと言われていると説明している(同社自身が「諸説ありますが」と留保している)。現社名のベル食品工業株式会社を設立したのは1969年(昭和44年)5月。スーパーマーケット向けのプライベートブランドカレーの受託を主力とし、代表取締役の中井威氏は、日本で最も多くの種類のプライベートブランドカレーを製造していると言っても過言ではないと述べている。
会社概要
| 会社名 | ベル食品工業株式会社 |
| 代表取締役 | 中井 威(2018年11月に3代目社長として就任) |
| 設立 | 昭和44年5月 |
| 資本金 | 3,600万円 |
| 本社・工場 | 〒538-0053 大阪市鶴見区鶴見1-6-117(TEL 06-6912-7177) |
| 東京支店 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-3-9 KT-Ⅱビル2階(TEL 03-3233-3451) |
| 規模 | 売上高二十数億円、従業員数100名程度(同社サイトの記述) |
| 営業品目 | 調理缶詰・レトルトパウチ、惣菜缶詰・レトルトパウチ、素材缶詰・レトルトパウチ、香辛調味料、調味油類 |
| 営業許可 | かん詰又はびん詰食品製造業、そうざい製造業、ソース類製造業、食用油脂製造業 |
| 加入団体 | 公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会、公益社団法人 大阪食品衛生協会 |
| メール | homepage@bellsyokuhin.co.jp |
| 公式サイト | https://www.bellsyokuhin.co.jp |
OEMのロット条件
同社はレトルトカレーのOEM開発について、内容量ごとのロット条件を公開している。出来高は生産ごとに多少の変動があると注記されている。
| 内容量 | 仕込み量 | 袋数 | ケース数 |
|---|---|---|---|
| 個食タイプ(200g前後) | 約720kg仕込み | 約3,600袋 | 約120ケース(30入り) |
| 1kg | 約600kg仕込み | 約600袋 | 約50ケース(12入り) |
| 2kg | 約960kg仕込み | 約480袋 | 約80ケース(6入り) |
| 3kg | 約1,200kg仕込み | 約400袋 | 約100ケース(4入り) |
受託できる品目と条件
| OEM開発品目 | カレー、シチュー、パスタソース、調理ソース、スープ、和風汁物など。その他の品目も要望により開発 |
| 実績例 | ホテルのレストランで使用するカレー、地域食材を用いたご当地カレー、人気カレー屋・有名飲食店監修のカレー、外食チェーン店で使用するカレー |
| 公開実績 | 公式サイトで「お客様カレー開発実績例」として23社の社名を公開(後述) |
| 賞味期限 | 常温保存で1年〜2年(商品の内容により異なる) |
| 原料の持ち込み | 可能。工場ラインで使用可能な規格(サイズ・重さ・状態・衛生基準等)であることが条件 |
| パッケージ | パッケージを含めた提案に対応 |
| 納期 | 発注から約1か月で商品が仕上がる(製造状況により変動) |
| 依頼方法 | OEM専用の問い合わせフォーム |
製品化の流れは、打ち合わせでカレーの方向性・具材のサイズや量・スパイス感の強さを確認し、試作とパッケージ準備を並行して進め、試作サンプルの試食・評価を経て必要に応じて改良試作を行い、内容が固まった段階で商品決定、生産・納品という順で案内されている。
工場の主要設備
| 調理 | ステンレス製クッカーミキサー22基、ステンレス製二重釜等煮釜4基、ソテー用直火式大型プレート1基、肉焼(ニーダー)1基、コミトロール2基、ステンレス製野菜炒機2基 |
| ルウ焙煎 | 平釜2基、ニーダー2基 |
| 充填・殺菌 | 自動充填包装機(レトルトパウチ)5基、静置式殺菌装置7基、研究用殺菌装置2基、貫流ボイラー4基 |
| 箱詰・検査 | カートニングマシン(縦型)1基・(横型)2基、ラッピングマシン2基、クリーンカップスケール2基、X線異物検出装置7基 |
沿革と受賞歴
| 昭和25年4月 | 森田清市がベル製菓を設立。固形カレールウの開発に成功 |
| 昭和27年4月 | 創業。ベルカレールウ・トマトルウを発売 |
| 昭和44年5月 | ベル食品工業株式会社を設立(大阪市城東区野江西之町)。ベルビーフカレー、ミートソース、ビーフシチュー、調理缶詰を発売 |
| 昭和46年10月 | 現在の大阪市鶴見区鶴見1-6-117へ移転 |
| 昭和60年7月 | レトルトパウチ新工場が完成 |
| 平成14年7月 | 食用油脂製造業の営業許可を取得 |
| 平成26年8月 | 電子レンジ調理レトルト食品が公益社団法人日本包装技術協会の食品包装部門賞を受賞(沿革では「電子レンジ調理レトルトパウチ食品」、受賞歴欄では「電子レンジ調理レトルトカレー」と表記が異なる) |
| 平成30年11月 | 3代目社長に中井威が就任 |
このほか、平成6年10月21日に食品衛生優良施設として厚生大臣表彰を受賞、令和7年11月17日には「あめ色たまねぎのコク深い本格ビーフカレー」がジャパンフードセレクションでグランプリを受賞している。
公開されている開発実績
同社は「お客様カレー開発実績例(50音順)」として、以下の23社を公式サイトで公開している。
アパホテル株式会社、株式会社アークミール、植田製油株式会社、株式会社ウェルネス阪神、株式会社うちだ屋、尾家産業株式会社、大阪第一ホテル、株式会社柿里、株式会社桔梗屋、株式会社神戸はいから食品本舗、株式会社サッポロライオン、株式会社ジューサーバー・コーポレーション、高瀬物産株式会社、立山黒部貫光株式会社、寺岡畜産株式会社、東亜商事株式会社、株式会社トーホー、株式会社南都、北陸鉄道株式会社、三菱商事株式会社、名鉄協商株式会社、株式会社門司港ホテル、株式会社ヤグチ。
個別のOEM事例としては「全知全能カレー」「三代目たいめいけん茂出木浩司シェフ監修」「但馬屋牛たんカレー」の3件が紹介されている。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、ベル食品工業株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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