オリジナルのプロテインをOEMで作るには?初心者向けに小ロット・費用・メーカー選びを解説
最近の健康志向の高まりやフィットネス人口の増加により、プロテイン市場は安定的な成長を続けています。
そうした中で注目されているのが「プロテインOEM」です。小ロットから製造できるOEMメーカーが登場し、法人だけでなく個人事業主でも自分のオリジナルブランドを立ち上げることが可能です。
この記事では、プロテインOEMの基礎から、メリット・デメリット、依頼の流れ、費用相場、メーカー選びのポイントまで、初めての方にも分かりやすく解説します。
プロテイン市場が拡大している背景

タンパク補給食品市場は、2023年に前年比4.3%増の2,687億円となりました。そのうちプロテイン市場は2021年に1,000億円を突破しています。
出典:株式会社富士経済「プロテインなどのタンパク補給食品市場を調査」
以前のような急成長期からは落ち着きつつあるものの、タンパク質を日常的に摂取したいというニーズは根強く、プロテインを含むタンパク補給食品市場は安定した需要を獲得しています。
健康志向やたんぱく質需要の高まり
プロテインは、食事だけでは不足しがちなたんぱく質を手軽に補える商品として認知され、スポーツジムに通う人だけでなく、忙しいビジネスパーソンや美容・ダイエットを意識する層にも利用が広がっています。
継続して飲みやすいフレーバーや、女性向け・シニア向け・置き換え食向けなど、ターゲットに合わせた商品設計がしやすい点も市場拡大を後押ししています。
インフルエンサーや個人事業主によるプロテイン開発
プロテイン市場では、インフルエンサーや個人事業主が自身のブランドとして商品を開発するケースも増えています。一般的な広告よりも、ファンとの関係性を通じて商品の魅力を伝えやすい点がメリットです。

「憧れの人のように健康的な体づくりをしたい」というSNS上での共感が購入のきっかけになりやすいです。
専門知識がなくても、実績のあるOEMメーカーに製造を委託することで、個人でも小規模からプロテイン開発をスタートすることができます。
プロテインOEMは大手企業だけでなく、個人ブランドや小規模事業者にとっても活用しやすい仕組みです。
プロテインOEMで作れる商品の種類
| 種類 | 特徴 | 向いている販路 | ターゲット |
|---|---|---|---|
| 粉末プロテイン | 水や牛乳などに溶かして飲む一般的なタイプ。 | ECサイト | ジム、スポーツ層、健康志向の一般消費者 |
| プロテインバー | お菓子感覚で食べることができる | コンビニ、ドラッグストア、EC | 初めてプロテインを試す人 |
| プロテインドリンク・ゼリー | そのまま飲んだり食べたりできる手軽さが魅力。 | コンビニ、ドラッグストア、EC | 初めてプロテインを試す人 |
| タブレット・サプリメントタイプ | プロテインの味や粉っぽさが苦手な人でも摂取しやすい。常温保管・持ち運びに向いている。 | ドラッグストア、EC | 外出先で手軽に摂取したい人、美容・健康意識の高い人 |
プロテインOEMで開発できる商品の種類は、粉末タイプだけではありません。バー・ドリンク・ゼリー・タブレットなど、形状によって向いている販路や開発時の注意点が異なります。以下に、主な種類ごとの特徴をまとめました。
粉末プロテイン
粉末プロテインは、水や牛乳などに溶かして飲む一般的なタイプです。コストパフォーマンスがよく、日常的に継続してもらいやすいため、リピート購入につながりやすい点がメリットです。
一方で、商品サイズが大きく重くなりやすいため、ECサイトでの販売が向いています。
粉末プロテインは競合商品も多いため、フレーバー・配合成分・ターゲット設計で差別化する必要があります。
プロテインバー
プロテインバーは、チョコレート・シリアル・クッキーなどのお菓子感覚で食べられるタイプです。持ち運びしやすく、間食や置き換え食品としても需要があるため、コンビニ・ドラッグストア・ECなど幅広い販路で展開しやすい商品です。
プロテイン特有の味や飲みにくさが苦手な人でも手に取りやすい一方で、食べやすさを重視すると、糖質・脂質・カロリーが高くなりやすいです。
プロテインバーを開発する場合は、菓子製造やバータイプの健康食品開発に実績のあるOEMメーカーに相談するとよいでしょう。
プロテインドリンク・ゼリー
プロテインドリンクやゼリーは、そのまま飲んだり食べたりできる手軽さが魅力です。シェイカーで溶かす手間がないため、初めてプロテインを試す人や、忙しいときにたんぱく質を補給したい人に向いています。
粉末タイプに比べると製造コストが高くなりやすく、フレーバー展開にも制約が出る場合があります。
飲料やゼリーの製造ラインを持つOEMメーカーに依頼することが重要です。
タブレット・サプリメントタイプ
タブレットやサプリメントタイプは、プロテインの味や粉っぽさが苦手な人でも摂取しやすい形状です。常温で保管しやすく、持ち運びにも便利なため、外出先で手軽にたんぱく質を補いたい人に向いています。
粉末やドリンクに比べると、一度に摂取できるたんぱく質量が限られやすいです。必要量を摂ろうとすると飲む粒数が多くなったり、成型のために添加物が必要になったりする場合があります。
メインのたんぱく質補給商品というよりも、他の栄養素と組み合わせた補助的な健康食品として設計すると、差別化しやすくなります。
プロテインOEMで使われる主な原料と特徴


プロテインOEMでは、どの原料を使うかによって、味わい・溶けやすさ・価格・ターゲット層が変わります。代表的な原料には、ホエイプロテイン、ソイプロテイン、カゼインプロテイン、ピープロテイン、ライスプロテインなどがあります。
ホエイプロテイン|吸収スピードが早い定番原料
特徴:牛乳由来のプロテイン。吸収が早いとされ、運動後の補給に使われやすい。
向いている人:筋力トレーニングを行う人、スポーツ層、効率よくたんぱく質を補給したい人。
注意点:乳由来のため、乳アレルギーや乳製品を避けたい人には注意が必要。
ソイプロテイン|女性向け・美容系プロテインに人気
特徴:大豆由来の植物性プロテイン。腹持ちがよく、美容・健康系商品に使われやすい。
向いている人:美容や健康を意識する人、ダイエット中の人、植物性原料を選びたい人。
注意点:大豆特有の風味が出やすいため、飲みやすさを重視する場合は味の調整が必要。
カゼインプロテイン|満足感を重視した商品におすすめ
特徴:牛乳由来のたんぱく質で、ゆっくり消化・吸収されるとされる原料です。満足感を重視した商品に使われます。
向いている人:間食や就寝前にたんぱく質を補給したい人、腹持ちを重視する人に向いています。
注意点:乳由来のため、乳アレルギーへの配慮が必要です。風味や溶けやすさも試作段階で確認しましょう。
ピープロテイン・ライスプロテイン|植物性プロテインとして注目
特徴:えんどう豆や米由来の植物性プロテイン。プラントベース商品として注目されている。
向いている人:乳製品や大豆を避けたい人、ヴィーガン・プラントベース志向の人。
注意点:原料特有の風味や粉っぽさが出る場合があるため、味の調整が必要。



プラントベースプロテインに関しての詳細は以下の記事を参考にしてください。
依頼の流れと費用の目安
プロテインOEMは、試作段階から設計することが多く、目的やターゲットに応じてスムーズに進めるための段取りが重要です。
依頼の流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 商品企画 | ターゲット・価格帯・味・機能性などを整理。プロテインの種類(ホエイ/ソイ等)を決定 |
| 2. OEMメーカー選定 | 小ロット対応、粉末/バー/ドリンクなど形状別に対応できる会社を選ぶ |
| 3. 試作依頼・調整 | 味・溶けやすさ・栄養バランス・コストを確認しながらレシピを調整 |
| 4. 包装・表示の設計 | パッケージ形状・容量・成分表示・アレルゲン表記などを決定 |
| 5. 製造契約・量産スタート | MOQや納期、価格条件を確定し、量産へ。製造後に納品または発送代行も相談可能 |
費用の目安
原材料やロット、既存レシピ利用かオリジナルかで価格のばらつきがあります。
- 製造単価:1kgあたり2,000円~が一般的。既存製品のパッケージ替えであればさらに安く抑えられる。
- 最低ロット:オリジナル製品の場合、100kg~受け付けているメーカーもあるが、一般的には500kg~が多い。
プロテインOEMメーカー 選定ポイント
プロテインOEMは、機能性・風味・見た目のバランスが求められるため、製造実績・成分提案力・対応形態の幅広さが選定基準になります。
希望するプロテイン原料の製造実績があるか
プロテインは原料によって、味・溶けやすさ・価格・ターゲット層が変わります。
ホエイ、ソイ、ピープロテインなど希望する原料の取り扱い実績があるメーカーなら、商品コンセプトに合った処方を相談しやすくなります。
粉末・バー・ドリンクなど希望形態に対応しているか
プロテインOEMでは、粉末タイプだけでなく、バー・ドリンク・ゼリーなどさまざまな形態があります。
メーカーによって対応できる製造ラインが異なるため、希望する商品形態に対応しているかを事前に確認しましょう。
試作・小ロット製造が可能か
初めてプロテインOEMに取り組む場合、いきなり大量生産すると在庫リスクが高くなります。
試作や小ロット製造に対応しているメーカーなら、味やパッケージを確認しながら、無理のない規模で販売を始めやすくなります。
味の設計力やフレーバーの選択肢が豊富か
プロテインは継続して飲まれる商品だからこそ、味や飲みやすさがリピート率に影響します。
チョコレート、抹茶、フルーツ系などフレーバーの選択肢が多く、試作段階で味の調整に対応できるメーカーを選ぶと安心です。
プロテインOEM 失敗しないポイント
- 試作段階で味と溶けやすさは必ず検証:粉っぽさや沈殿などはユーザー満足度に直結します
- パッケージ表示や成分の根拠を明確に:栄養表示・機能性表示に法的リスクがないか確認を
- ロット数と販売見込みを整合させる:初回の大量製造は在庫過多の原因になるため注意
- 継続販売に向けた原料の安定供給を確認:シーズン限定原料や海外由来のものは注意が必要
メーカーごとに「スポーツ向けに強い」「美容・健康食品に特化」など特徴があるため、自社商品との相性を見極めて選びましょう。
OEMのポイントを解説


初めてのOEM、何から始めたらいいか迷っていませんか?
どのメーカーを選ぶかで、コストも品質も大きく変わります。初心者の方でも失敗しない、OEMの進め方やメーカー選びのポイントを分かりやすくまとめています。
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おすすめのOEMメーカー3選
以下は、プロテインOEMを検討する企業におすすめの信頼性あるOEMメーカーです。
REDAS株式会社(東京都)
小ロット対応と短納期に強みを持つOEMメーカーです。共同開発ブランド「Wellnist」では10袋からの製造が可能で、パッケージ替えOEMは50袋から対応しています。フレーバーや配合成分の提案力も高く、初めてのOEMでも安心して相談できます。
- 対応ジャンル:粉末プロテイン、アミノ酸サプリメント
- 特長:短納期(最短1週間~)、豊富なフレーバー提案、低価格での製造が可能
株式会社アルプロン(島根県)
創業25年のプロテインメーカーで、自社工場を持ち、FSSC 22000認証を取得しています。最小ロット500kgからOEM製造に対応しており、ホエイプロテイン、ソイプロテインなど多様な原料を取り扱っています。WEB完結型の受注システムも導入しており、スムーズな発注が可能です。
- 対応ジャンル:ホエイプロテイン(WPC、WPI)、ソイプロテイン
- 特長:FSSC 22000認証の工場、自社工場での一貫製造
武内製薬株式会社(東京都)
年間1,000トン以上のプロテイン製造実績を持ち、原料の大量輸入により小ロットでも低コストでのOEM製造が可能です。動物性・植物性・酵母プロテインなど多様な原料に対応しており、粉末プロテインだけでなくプロテインバー、プロテインドリンク、プロテインゼリーの製造にも対応。商品企画から販売まで一貫したサポートを提供しています。
- 対応ジャンル:ホエイプロテイン、ソイプロテイン、ピープロテイン、酵母プロテイン、プロテインバー、ドリンク、ゼリーなど
- 特長:自社併設ラボでのスピーディーな商品開発、低コストでの製造、1,500社以上の支援実績
まとめ|プロテインOEMでブランド価値を高めよう
プロテインOEMは、自社ブランドを短期間で立ち上げたい企業にとって、低リスクで高付加価値の商品を展開できる非常に有効な手段です。小ロット対応や試作支援が充実したメーカーを選べば、初めてでも安心して開発を進められます。
「こんなプロテインを作りたい」というイメージがある方は、まずは数社に相談して試作依頼をしてみましょう。OEMは、あなたのアイデアを商品という“カタチ”にして、次のビジネスを切り拓く第一歩です。




