【2025年版】食品ノベルティを自社企画でつくる方法|OEM依頼の流れと注意点

筆者紹介

目次

ノベルティ用食品OEMを活用するメリットとデメリット

メリット

  • 消費者の記憶に残りやすく、SNSなどで拡散されやすい
  • 美味しさやパッケージデザインで企業イメージ向上
  • 小ロット・短納期対応も可能なメーカーが増えている
  • 展示会・イベント・通販同梱など活用シーンが多様

デメリット

  • 食品表示やアレルゲン表示など法令対応が必要
  • 食品は賞味期限があるため、保管・配送の管理が必要
  • デザインや素材によってコストが上振れしやすい
  • 品質に関するクレーム対応リスクも考慮が必要

ノベルティ用食品OEMの依頼の流れと進め方

ステップ内容
1. 企画ヒアリング使用目的、配布先、ブランドカラー、希望ジャンル(菓子・茶など)を確認
2. 試作・見積もり内容物・包装・数量の調整、ラベル・印刷デザインを含む見積もり
3. サンプル製造テスト用試作品の提供、風味・見た目・数量確認
4. 製造契約・本製造契約締結後に原料手配・製造開始
5. 納品・配送完成品を一括納品または拠点ごと発送

ノベルティ用食品OEMにかかる費用の目安

項目費用の目安
初回サンプル製造費1万〜5万円
小ロットOEM(300〜1,000個)10万円〜50万円前後
包装デザイン・印刷費3万〜15万円(デザイン有無で変動)
パッケージ資材費数量に応じて別途発生(都度見積もり)

ノベルティ用食品OEMメーカーの選び方と比較ポイント

  • 小ロット・短納期対応の実績があるか
  • デザイン制作やラベル印刷に対応しているか
  • 食品表示の監修・アドバイスを行っているか
  • 包装資材の種類や形状(スタンドパウチ・個包装・瓶など)が豊富か
  • 自社素材や国産素材を活用できるか

ノベルティ用食品OEMにおすすめのメーカー3選

ノベルティ食品のOEMを依頼する際に頼りになる実績豊富な3社をご紹介します。

株式会社Agriture(京都府)

京都産の規格外野菜を活用した、ドライ野菜・野菜パウダーなどのOEMに強みを持つメーカー。野菜茶や野菜コーヒーといったユニークな商品展開も可能で、見た目やコンセプトにインパクトを出したいノベルティに最適。

  • 乾燥野菜・野菜パウダー・野菜コーヒー・野菜茶などに対応
  • ノベルティ向け小ロット(100袋単位〜)でのOEM可能
  • フルオリジナルのパッケージデザイン対応可

若林煎餅株式会社(岐阜県)

老舗の煎餅メーカーとして、せんべいやあられなど和菓子のOEMに強み。イベント用ノベルティから、ギフト需要まで幅広い販促品に対応。短納期・個包装・印刷など柔軟な対応力が評価されている。

  • 煎餅・あられなど和菓子系ノベルティに対応
  • パッケージ印刷・ラベル対応あり
  • ロット・納期の柔軟対応可能(内容に応じ相談可)

株式会社カネカサンスパイス(大阪府)

調味料やスパイスのOEMに特化した専門メーカー。オリジナル配合の調味料やスパイスミックスを、小袋パックでノベルティ用に製造可能。飲食店・観光業の地域特化型ノベルティにもおすすめ。

  • パウチ・瓶・個包装など多様な容器提案可能
  • スパイス・ふりかけ・調味料のOEMに特化
  • 小ロット・オリジナルブレンド対応

ノベルティ用食品OEMで失敗しないための注意点

  • 販促ターゲットと訴求目的を最初に明確にする
  • 食品法規や表示義務に関する最低限の知識をもって臨む
  • OEMメーカーとのやり取りは、なるべくメールで記録を残す
  • 自社の在庫・配布スケジュールに応じて納期の余裕を持つ
  • パッケージデザインは自社制作かOEM側に委託かを事前決定する

ノベルティ用食品OEMは“印象に残る”ブランディング戦略

“食べられるノベルティ”は、味覚・視覚・触感と五感に訴える強力な販促手段です。

健康志向・地産地消・サステナブルといった社会的価値を内包しながら、企業やブランドのメッセージを伝えることができます。

その実現には、信頼できるOEMパートナーの存在が不可欠です。ぜひ本記事で紹介したメーカーも参考に、自社に合ったパートナーを見つけ、効果的で記憶に残るノベルティ戦略を展開していきましょう。

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