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お茶OEMの始め方|小ロット・開発の流れ・メーカー選びのポイントを解説

この記事の要約
お茶OEMのプロセスと選び方を初心者向けに解説します。抹茶・健康志向(ダイエット系)・野菜茶の最新トレンド、商品企画から初回相談・試作・仕様確定・量産・納品までの流れと発注者とOEMメーカーの役割分担、初回相談から試作まで2〜4週間の目安、同系統商品の実績と小ロット対応、品質管理・原料規格・ブレンド配合・製造工程の具体的な選定基準とトラブル防止のポイントを整理しています。

自社ブランドのお茶商品を作りたいと考えているなら、OEMの活用が最短ルートです。製造設備を持たなくても、専門メーカーと組むことでオリジナル商品を低リスクで立ち上げられます。

本記事では、お茶OEMの基本から開発の流れ、業者の選び方、最新トレンドまでを初心者向けにわかりやすく解説します。

お茶OEM ピックアップ企業

Encha

  • 完全無農薬の自生茶を活用した商品開発が可能
  • ベトナム産原料によるストーリー性のあるブランド設計
  • 健康志向・ナチュラル志向の商品と相性が良い

株式会社Agriture 

  • 小ロット対応
  • ブレンドティーや野菜茶の開発実績あり
  • 原料調達~充填までワンストップ対応
目次

結論:お茶OEMは「商品コンセプト」と「対応メーカー選び」が成功のカギ

お茶OEMを成功させるには、作りたい商品のコンセプトを明確にしたうえで、自社の商品イメージに合うOEMメーカーを選ぶことが大切です。

まずは作りたいお茶の種類を明確にする

お茶OEMでは、最初に商品の方向性を決めることが重要です。

また、茶葉タイプ、ティーバッグ、粉末、スティック包装など、商品形態によって対応できるメーカーも異なります。

そのため、事前にお茶の種類、ターゲット、販売価格、販売チャネル、パッケージのイメージを整理しておくと、メーカーへの相談がスムーズになります。

小ロットで試作・販売検証するのが安全

初めてお茶OEMを依頼する場合は、小ロットで試作・販売検証を行うのが安心です。

小ロットであれば、ECサイトや店舗、イベント、展示会などで顧客の反応を確認しながら販売できます。

顧客の声をもとに味や容量、デザインを見直してから本格販売に進めるため、在庫リスクを抑えながら商品開発を進められます。

OEMメーカーは得意分野と対応範囲で比較する

お茶OEMに対応しているメーカーでも、得意分野や対応範囲はそれぞれ異なります。

日本茶に強いメーカー、ハーブティーや健康茶のブレンドが得意なメーカー、粉末加工やスティック包装に対応できるメーカーなど、特徴はさまざまです。

また、原料調達、試作、ブレンド設計、パッケージ提案、ラベル表示、納品形態まで相談できるかも確認しておきたいポイントです。

自社が作りたいお茶の種類や販売計画に合うメーカーを比較し、無理のないロットで始められる依頼先を選びましょう。

お茶のOEM開発の基礎知識

OEM開発には設備不要などのメリットがありますが、OEMメーカー任せにしていると思わぬトラブルが発生する可能性があります。OEM開発の失敗を防ぐためにも、まずはOEM開発の基礎知識をおさえていきましょう。

OEMの基礎

自社の商品を作る際に、製造を外部のメーカー・工場に委託することです。依頼側は商品コンセプトやターゲット・価格帯の決定に集中し、製造・加工・包装といった工程はOEMメーカーが担当します。

特にお茶業界は、製茶・焙煎・ブレンドなど専門工程が多く、OEMメーカーの技術力が商品品質に直結します。

お茶のOEM開発のメリット・デメリット

メリット

  • 設備投資なしで商品化できる

製茶機械や包装設備を自前で揃えると数百万〜数千万円規模の投資が必要になりますが、OEMならその負担が不要です。

  • 幅広い製品に対応

日本茶・紅茶・ハーブティーなど自社のコンセプトに合ったお茶の開発が可能です。業務用・小売向けといった用途別展開も柔軟に行えます。

デメリット

  • OEMメーカー任せにすると失敗するリスクがある

商品コンセプトが曖昧なまま進めると、サンプル段階で迷走しやすく、修正コストや時間が膨らむ可能性があります。

お茶のOEM開発のトレンド

抹茶

抹茶は粉末加工やラテ向け原料として国内外で需要が拡大しています。海外市場向けOEMの引き合いも増えており、今もっとも注目度が高いカテゴリのひとつです。

健康志向(ダイエット系)

「飲むだけで健康をサポート」といった機能性を前面に出したお茶の需要が伸びています。睡眠・リラックス・代謝サポートなど、テーマを絞った設計が成功しやすい傾向にあります。

野菜茶

野菜茶は、野菜や混載、穀物を乾燥・焙煎して作る低カフェインもしくはノンカフェインのお茶です。野菜の成分によって健康をサポートする働きがあり、たとえばコーン茶はむくみケア、あずきはカリウム補給など健康面でのメリットを発信しやすいです。

お茶OEMを始める前に決めておきたいこと

お茶OEMをスムーズに進めるためには、メーカーへ相談する前に商品の方向性を整理しておくことが大切です。

作りたいお茶のイメージが曖昧なまま相談すると、原料選びや試作、パッケージの提案に時間がかかる場合があります。

ターゲットと利用シーン

まずは、誰に向けてお茶を販売するのかを明確にしましょう。

ターゲット例
  • 健康を意識する中高年向け
  • 美容に関心のある女性向け
  • オフィスで手軽に飲みたい人向け

またターゲットと掛け合わせて、利用シーンも明確にすると味や容量、パッケージの見せ方も決まります。

利用シーン例
  • 毎日飲む日常用
  • ギフト用
  • 店舗販売用
  • EC販売用

ターゲットと利用シーンを決めておくことで、商品のコンセプトや訴求ポイントを整理しやすくなります。

味・香り・機能性などの訴求ポイント

お茶OEMでは、味や香りだけでなく、商品の強みをどのように打ち出すかも重要です。

たとえば、すっきり飲める日常茶、香りを楽しむハーブティー、健康志向のブレンド茶など、商品の特徴を明確にしておくと、試作時の方向性も決めやすくなります。

ただし、健康効果や機能性をうたう場合は、表現できる内容に注意が必要です。どのような表現が可能か、メーカーや専門家に確認しながら進めましょう。

希望ロット・予算・販売価格

お茶OEMでは、希望する製造ロットや予算、販売価格も事前に整理しておきたいポイントです。

小ロットで始めたい場合でも、商品形態や包装方法によって最小ロットは変わります。

また、製造費だけでなく、パッケージ費用、デザイン費、送料、保管費なども考慮する必要があります。

事前に希望ロットと予算感を整理しておくことで、無理のない商品設計がしやすくなります。

販売チャネル

お茶OEMでは、事前に販売チャネルを決めておくことも重要です。

どこで、誰に、どのように販売するのかを決めたうえで、商品仕様を検討しましょう。

販路初期コスト向いている商品
自社EC(ShopifyやBASE)リピート商品・サブスク
Amazon・楽天などのモールお試し品・ギフト
ふるさと納税地域食材を使った商品
催事やマルシェ低~中対面販売で反応を見たい商品

お茶OEMの流れ

各フェーズで発注側とOEMメーカーの役割分担を把握しておくことが、スムーズな開発の第一歩です。

役割分担

OEMメーカー任せにせず、依頼者側は商品のコンセプトを明確にし、品質管理の基準を定めることで、質の高いお茶製品が完成します。

スクロールできます
項目依頼側(発注者)OEMメーカー
商品企画ターゲット・価格・用途を決定技術的実現性を確認
原料希望条件を提示調達・提案
加工仕様を決定製茶・焙煎・ブレンド
包装デザイン指示実包装
品質管理基準設定製造管理

生産の流れ

お茶OEMは「商品企画 → 初回相談 → 試作 → 仕様確定 → 量産 → 納品」という流れで進みます。

商品企画

他社と差別化するために最も重要なのはコンセプト設計です。

「誰に・どんな場面で・どんな価値を届けるか」を言語化しておくことで、OEMメーカーへの指示が具体化し、他社製品との差別化ポイントも明確になります。

初回相談

作りたいお茶の種類・ターゲット・希望ロット・予算感に加えて、商品コンセプトと差別化の方向性もセットで整理しましょう。ここを固めておくことで、サンプル段階での迷走や修正コストの膨張を防げます。

試作

OEM側が原料やブレンド案を提案し、試作品を作成します。コンセプトが明確であれば、味・香り・色味の修正判断も「ターゲットに合っているか」という軸でぶれなく行えます。

仕様確定

原料の産地・等級・農薬基準、ブレンド配合、包装形態、表示内容などを明文化します。ここで曖昧にした項目は、量産段階で品質のばらつきやトラブルの原因になります。OEMメーカーと認識をすり合わせたうえで正式契約を締結し、本生産へ進みます。

量産

仕様書をもとにOEMメーカーが本生産を行います。製茶・焙煎・ブレンド・充填・包装と工程が複数あるため、進捗確認を定期的に行うことが欠かせません。

納品

完成品の検品を行い、品質基準を満たしていることを確認してから受け取ります。初回納品後は顧客フィードバックをもとに味や包装の改善点を整理しておくと、次回ロットの品質向上につながります。

一般的なスケジュール目安

スクロールできます
フェーズ目安期間
初回相談 〜 試作2〜4週間
仕様確定 〜 量産準備2〜3週間
納品最短1か月〜

希望納期とロットは早めに共有し、定期的に進捗を確認することでトラブルを防げます。

失敗しないOEMメーカーの選び方

お茶のOEMメーカーは多岐にわたり、それぞれ得意・不得意分野が異なります。またOEMメーカー任せにせず、役割分担をはっきりとしたうえで、以下のポイントを基準に選定しましょう。

同系統商品の実績

作りたいカテゴリの製造経験があるかを必ず確認しましょう。実績のあるメーカーは、原料調達・ブレンド・品質安定のノウハウが蓄積されており、試作の精度も高くなります。

希望する商品形態に対応できるか

お茶はティーバック、茶葉、ペットボトルなどさまざまな商品ラインナップがあります。自社が希望する商品形態に対応できるか確認をしましょう。

小ロット対応

初回は小ロットで市場検証し、売れ筋データをもとに仕様や数量を調整するのが最も安全な進め方です。「最小ロット」だけでなく、初回発注から追加生産のリードタイムもセットで確認しましょう。

品質管理

原料規格・ブレンド配合・製造工程・検査項目を発注側が具体的に定義することで、品質は安定します。契約時には、品質基準・納期・トラブル時の責任範囲を必ず書面で明確にしておきましょう。

商品開発の対応

初心者にとって、商品開発段階からサポートしてくれる企業は心強い存在です。レシピの開発から対応可能なのか、マーケティングや販売戦略まで対応してくれるのか契約範囲を明確にしておきましょう。

OEM先を検討する場合は、必ず2~3社比較検討しましょう。各社の得意分野、納品までのスケジュール、品質管理体制などを比較し、ベストな企業を選定しましょう。


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お茶のOEMに対応しているメーカー例

自社の目的や状況に合わせて、最適なメーカーを見つけましょう。ここでは、お茶のOEMに対応しているメーカーをご紹介します。

Encha

初期費用要問い合わせ
取り扱い原材料ベトナム北部・ハザン地域の完全無農薬自生茶
最小ロット要問い合わせ
対応内容茶系飲料・ハーブティー・発酵茶などの商品開発

完全無農薬の自生茶を活かした飲料OEM

Enchaは、ベトナム北部・ハザン地域の山岳地帯で採れる完全無農薬の自生茶を活用した商品開発を行うブランドです。

自然由来の原料にこだわり、素材本来の風味を活かした飲料開発を得意としています。

日本ではまだ珍しい“自生茶”を活用できるため、他社商品との差別化を図りたい企業にも適しています。健康志向・ナチュラル志向の商品開発とも相性が良い点が特徴です。

特徴

  • 完全無農薬の自生茶を活用した独自性の高い商品開発が可能
  • ベトナム産原料によるストーリー性のあるブランド設計ができる
  • 健康志向・ナチュラル志向の商品と相性が良い

Agriture

初期費用問い合わせ
取り扱い原材料乾燥野菜・薬膳・ハーブなど
最小ロット原料持ち込みの場合1kg~
対応内容原料選定~充填まで一気通貫サポート

野菜茶やオリジナルブレンドティーなどの開発を小ロットから対応

株式会社Agritureは、国産野菜や果物の受託加工を行うメーカーです。

自社の乾燥野菜だけでなく、ハーブや薬膳素材の調達網を活かし、コンセプトに合ったブレンド設計が可能です。

特徴

  • 小ロット対応(原料持ち込みの場合1kg~)
  • 原料持ち込み可
  • 規格外野菜や未使用野菜を乾燥加工することでフードロス削減が可能

お茶OEMに関するよくある質問

お茶OEMは最小ロットどれくらいから可能?

OEMメーカーや商品形態によって異なりますが、ティーバッグやリーフ茶であれば500〜1,000袋前後から対応可能なケースが一般的です。粉末抹茶や業務用原料の場合は10kg〜など重量単位になることもあります。重要なのは「最小ロット」ではなく「追加生産までのリードタイム」です。初回は小さく作り、売れ行きを見て増産できる体制かどうかを確認すると在庫リスクを抑えられます。

原料は自分で用意する必要がある?

多くのOEMメーカーは日本茶・紅茶・ハーブなどの原料を自社で調達できます。そのため原料持ち込みは必須ではありません。ただし産地指定やオーガニック対応などこだわりがある場合は、事前に相談が必要です。原料をOEM任せにする場合でも、産地・等級・農薬基準などを仕様書で明確にしておくことで品質のブレを防げます。

パッケージデザインもOEMで対応できる?

多くのOEMメーカーが簡易デザインや既存袋への名入れには対応しています。ただし本格的なブランディングデザインは外部デザイナーを使うケースが一般的です。OEM側に依頼できる範囲(袋の種類、印刷方式、最低ロット)を確認したうえで、自社でデザインするかOEMに任せるかを決めるとスムーズです。

OEMでも品質はナショナルブランド並みにできる?

可能です。ただし品質は「OEM任せ」では担保されません。原料規格、ブレンド配合、製造工程、検査項目を発注側が具体的に定義することで初めて安定します。OEM選定時には、過去の製造実績、品質管理体制、クレーム対応フローまで確認すると安心です。仕様を細かく詰めれば、NB以上の品質設計も現実的です。

初心者が失敗しやすいポイントは?

誰に売るのか、どの価格帯で勝つのか、どんな用途なのかを決めずに進めると、無難で売れない商品になりがちです。また初回ロットを大きくしすぎるのも典型的な失敗です。最初は小ロットで検証し、売れ筋データを見て仕様や数量を調整する進め方が安全です。

まとめ

お茶のOEM開発は、設備投資を抑えながらオリジナル商品を展開できる有効な手段ですが、成功の鍵はコンセプト設計とOEM先選びにあります。

まずは製造条件を明確にしたうえで、複数のOEMメーカーに相談・試作依頼をするところからスタートしましょう。

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この記事を書いた人

食品OEM専門メディア「食品OEMの窓口」で、記事の企画・執筆を担当。
食品OEMの始め方やOEMメーカーの比較記事、メーカーへのインタビュー記事などを数多く手がけています。

専門性の高いテーマでも、はじめてOEMを検討する方が迷わず理解できるよう、具体的でわかりやすい表現を心がけています。

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