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洋菓子のOEMとは?費用・メーカー選びのポイント・対応メーカーを徹底解説

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この記事の要約
お菓子OEMの費用相場・依頼の流れ・メーカーの選び方を解説。洋菓子から和菓子・グミ・アイスまで、対応できるメーカー例や小ロットの目安、失敗例と販路・差別化戦略まで、スイーツブランド立ち上げに必要な情報を網羅した実践ガイドです。

カフェやホテルでオリジナルの洋菓子を作りたい、EC用向けに自社のスイーツを販売したいという需要は多くなっています。

一方で専門的な知識もなく思うように商品開発が進まない……といった悩みもよく聞きます。

自社ブランドの洋菓子を開発したいけど、何から手をつけていいか分かりません。

OEM(受託加工)は有効な手段ですが、いくつかのポイントがあります

この記事では、洋菓子OEMの基礎知識・メーカーの選び方・販路戦略まで、自社の洋菓子ブランドを立ち上げるために必要な情報をわかりやすく解説します。

株式会社MAISHIN

  • 吉野本葛100%を使用したアイスキャンディー
  • 保存料・着色料不使用
  • フレーバー・サイズ・デザインまで自由にカスタマイズ可能

GUMMY FACTORY(グミファクトリー)

  • 小ロット80kg〜製造可能
  • オリジナルフレーバーや形状の相談に対応
  • ISO9001:2015認証取得の国内工場で一貫生産
目次

OEMメーカーに依頼する前に決めておきたいポイント

OEMメーカーに依頼する前に、最低限作りたい商品、販路、差別化ポイントは自社内で固めておきましょう。

商品設計に時間をかけることで、最後まで商品コンセプトをずらさずに開発を進めることができます。

作りたい洋菓子の種類を決める

洋菓子OEMの主要なカテゴリをまとめています。

商品のコンセプトが明確でない場合は、賞味期限や販路をヒントに商品カテゴリを絞っていくと考えやすくなります。

カテゴリ主な商品賞味期限目安販路例
焼き菓子クッキー・フィナンシェ約1~3ヶ月EC・ギフト・小売
チョコレート菓子トリュフなど約2週間~2ヶ月ギフト・百貨店
生菓子ケーキ・プリン約1~3日カフェ・ホテル卸
冷凍スイーツ冷凍ケーキ・アイスクリーム約3~6ヶ月EC・ふるさと農材
半生菓子バウムクーヘン・カヌレ・ブラウニー約2週間~1ヶ月EC・催事・店舗

他社との差別化ポイントを明確にする

洋菓子OEM市場で選ばれるための差別化ポイントを挙げています。

  • 素材へのこだわり:北海道バター100%、産地指定カカオ、有機卵など
  • 健康志向:グルテンフリー・低糖質・ヴィーガン対応
  • 地域特産品の活用:地元のフルーツ・抹茶・酒粕を使った限定品
  • パッケージの高級感:箔押し・リボン・化粧箱で「贈りたくなる」デザイン
  • 季節限定:バレンタイン・クリスマス・母の日向けの限定商品

販路や販売戦略を決める

販路によって適した商品と差別化ポイントが異なります。自社商品の特性にあった販売方法を選びましょう。

販路適した商品戦略ポイント
EC販路焼き菓子セット・冷凍ケーキ定期便・季節限定などで顧客を囲い込み
ギフト焼き菓子やショコラの詰め合わせ箱・リボン・メッセージカードなどで特別感を演出する
百貨店の催事やイベント限定スイーツなど対面でお客様の反応を確認でき、実績作りに有効
ふるさと納税地域素材のお菓子地元の特産品を活用した限定品

洋菓子のOEM費用

洋菓子OEMは、製品やロットによって違いがでてきます。直接OEMメーカーに問い合わせをしてみましょう。

ここでは、製造にかかる費用と見落としやすいコストを解説します。製造費以外のコストを見落とすと利益が出ないため、全体像を把握してから進めてください。

製造にかかる費用

どのカテゴリの洋菓子でも発生する費用です。

  • 試作費:試作品を作るための費用(回数によって変動)
  • レシピ開発費:オリジナル配合を設計する費用
  • 製造費:実際に商品を生産する費用
  • 保管・配送費:保管や配送にかかる費用

見落としやすいコスト

洋菓子OEMで利益が出ない原因の多くは、パッケージと送料の見積もり漏れです。

  • ギフトボックス:1箱200〜500円。ギフト向けは箱の品質がブランド価値を左右する
  • 緩衝材・梱包材:1件あたり50〜150円。焼き菓子は割れやすいため必須
  • 冷凍便送料:通常便より300〜500円高い。冷凍スイーツは送料込みの原価設計が重要
  • デザイン費 :5〜30万円。パッケージ・ラベル・ギフトカードなど
  • ECモール手数料:Amazonは5〜15.4%、楽天はプランによって異なる
  • 広告費:SNS広告やSEO対策にかかる費用
食品開発の担当者

具体的な原価の設定方法を知りたいです。

以下のOEM原価計算シートの作り方を参考に、販売価格の設計段階で全コストを織り込んでください。

洋菓子OEMの流れ

洋菓子OEMの依頼から納品までは、商品やカテゴリによって異なります。メーカーに問い合わせをしましょう。

季節商品は繁忙期と重なる可能性があるため、早めにメーカーへ問い合わせをするのがおすすめです。

洋菓子OEMの7ステップ

メーカーや商品によって細かい部分は異なりますが、基本的な流れは以下になります。

ステップ内容
1.相談商品・コンセプト・数量・予算を共有
2.レシピ開発素材選定・配合設計・味の方向性を確定
3.試作サンプル製造・評価・改良
4.検査必要に応じて栄養成分検査や賞味期限検査を実施
5.パッケージ決定・資材納品本製造までにデザインを決定し、資材を納品
6.本製造製造・包装
7.納品指定場所へ納品

試作で伝えるべきこと

お菓子の試作では「味」だけでなく「食感」「見た目」「香り」の全てが重要です。メーカーに依頼する際は、参考にしたい市販のお菓子を3〜5個リストアップして「この食感に近い」「この見た目のクオリティ」と具体的に伝えてください。

可能なら参考商品のサンプルをメーカーに送付するのが最も確実な方法です。

OEM試作ブリーフシートの書き方も参考にしてください。

洋菓子OEMメーカーの選び方

洋菓子OEMメーカーは得意分野がはっきり分かれています。自分の商品に合ったメーカーを選ぶことが成功の鍵です。

OEM選定における5つのポイント

  • 得意な菓子ジャンル:焼き菓子に強い会社、チョコレート専門の会社、冷凍スイーツに特化した会社など
  • 小ロット対応:自社が希望する最小ロットに対応しているか
  • 温度管理・配送対応力:冷凍・冷蔵・常温の配送体制が整っているか
  • HACCP認証:食品安全管理の国際基準を満たしているか
  • パッケージデザイン対応:箱・包材・ラベルまで一括対応できるか

食品OEMの窓口で菓子・スイーツカテゴリから条件検索できます。最低2~3社に相見積もりを取って比較してください。

洋菓子OEMの最小ロット

商品によってばらつきがあります。メーカーに直接お問い合わせください。

焼き菓子なら100個程度から対応可能なメーカーがあります。


OEMメーカーの選定ポイントは分かったが、自分たちだけで判断するのは不安……。そんな方向けに、初心者向けOEMガイドを用意しています。

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初めてのOEM、何から始めたらいいか迷っていませんか?

どのメーカーを選ぶかで、コストも品質も大きく変わります。初心者の方でも失敗しない、OEMの進め方やメーカー選びのポイントを分かりやすくまとめています。

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菓子OEMおすすめメーカー

ここでは食品OEMの窓口に掲載の企業のなかから、菓子に対応しているOEMメーカーをピックアップしてご紹介します。

株式会社MAISHIN

MAISHIN
初期費用要問い合わせ
取り扱い原材料本葛粉のほか、寒天・米粉・玄米粉も利用可能
最小ロット要問い合わせ
対応内容フレーバー・サイズ・デザインまで自由にカスタマイズ可能

本葛を活かしたオリジナルアイスキャンディーOEM

株式会社MAISHINは、京都を拠点に本葛アイスキャンディーの製造・販売とOEM事業を手がけるメーカーです。

吉野本葛100%を使用した独自の食感を活かし、自然素材を使ったオリジナルアイスの商品開発を支援しています。

フレーバーや甘味、スティックの焼き印、パッケージなどを相談でき、観光土産や企業コラボ、記念品などにも活用しやすいのが特徴です。

特徴

  • 吉野本葛100%を使用した本葛アイスに対応
  • 宇治抹茶・焙煎ほうじ茶・旬の果物など幅広いフレーバーを相談可能
  • スティック焼き印やオリジナルパッケージにも対応

GUMMY FACTORY(グミファクトリー)

初期費用要問い合わせ
取り扱い原材料グミ原料・フレーバー原料・持ち込み原料など
最小ロット80kg〜(約20,000個相当)
対応内容オリジナルグミのOEM製造、商品企画、仕様設計、フレーバー開発、パウチ包装、パッケージ相談

小ロットから相談できるオリジナルグミOEM

GUMMY FACTORY(グミファクトリー)は、オリジナルグミのOEM製造に対応するメーカーです。

ターゲットや用途に合わせて、食感・フレーバー・形状を相談でき、ブランド独自のグミ商品づくりを支援しています。

最小80kgから製造可能で、新規事業やテスト販売、ギフト・ノベルティ向けの商品開発にも適しています。

特徴

  • 小ロット80kg〜製造可能
  • オリジナルフレーバーや形状の相談に対応
  • ISO9001:2015認証取得の国内工場で一貫生産

洋菓子OEM開発のよくある失敗例

洋菓子OEMでは、進め方を誤ると想定外のトラブルにつながることがあります。

ここでは、実際の相談内容や現場でよくある失敗パターンをご紹介します。

※以下は一般的な失敗パターンをもとにした想定ケースです。

失敗パターン1 スケジュール遅延で販売機会を逃す

バレンタイン向けの商品をOEMで開発するケースで考えていきましょう。

10月に問い合わせを開始しましたが、試作の改良に想定以上の時間がかかり、パッケージの印刷も年末の繁忙期と重なって遅延。結局2月1日に納品となり、販売期間がわずか2週間しか確保できないというパターンをよく聞きます。

クリスマス・バレンタイン・母の日といった季節商品は、パッケージ印刷と製造の繁忙期が重なるため、余裕を持ってメーカーへ問い合わせをしましょう。

失敗パターン2 配送中にケーキが崩れる

冷凍ケーキをEC販売するケースを考えてみましょう。

梱包設計が不十分なまま出荷すると、配送中の振動によってクリームが崩れたり、装飾がズレたりするケースがあります。特に冷凍便は温度管理が優先されるため、衝撃対策が後回しになりがちです。

このようなトラブルを防ぐためには、実際の配送環境を想定したテストが不可欠です。自社宛に商品を発送して状態を確認し、緩衝材の量や箱のサイズ、「天地無用」シールの有無などを調整しましょう。

梱包仕様はメーカー任せにせず、商品特性に合わせて共同で設計することが欠かせません。

失敗パターン3 原価計算ミスで赤字になる

よくあるケースとして、製造費だけを基準に価格設定をしてしまうパターンがあります。例えば焼き菓子のギフトセットを販売する場合、OEM製造費だけで採算を考えてしまうと、実際の利益構造とズレが生じます。

実際には、ギフトボックスや緩衝材、送料、ECモール手数料などのコストが積み重なり、想定よりも原価が大きくなるケースが少なくありません。その結果、販売価格を設定した後に利益がほとんど残らない、あるいは赤字になることもあります。

こうした失敗を防ぐためには、製造費だけでなく「販売にかかる総コスト」で原価を計算することが欠かせません。パッケージ費・物流費・手数料・広告費まで含めたうえで、粗利率40%以上を確保できる価格設計を行いましょう。

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どのメーカーを選ぶかで、コストも品質も大きく変わります。初心者の方でも失敗しない、OEMの進め方やメーカー選びのポイントを分かりやすくまとめています。

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お菓子OEMのよくある質問

お菓子のOEM(洋菓子・和菓子)について、よく寄せられる質問をまとめました。

お菓子のレシピは自分で用意する必要がありますか?

レシピがある場合はそれをもとに製造できます。コンセプトだけの場合も、レシピ開発から相談できるメーカーがあります(ODM対応)。

冷凍と常温、EC販売に向いているのはどちらですか?

常温で日持ちする焼き菓子やグミはEC・ギフトに向きます。生ケーキなどの冷凍品は鮮度を保てますが、冷凍便の物流コストがかかります。

アレルギー対応のお菓子は製造できますか?

特定原材料を避けた設計や、グルテンフリー・ヴィーガン対応など、アレルギーに配慮した製造に対応するメーカーもあります。

パッケージデザインも依頼できますか?

多くのメーカーがパッケージの相談に対応しています。デザインから印刷・表示作成まで支援できるかは、メーカーごとに確認しましょう。

お菓子のOEMは小ロットから頼めますか?

焼き菓子やグミは100〜300個程度の小ロットから対応する工場もあります。生菓子は冷蔵冷凍の物流が必要なため条件が変わります。

季節商品はいつから準備すればよいですか?

製造リードタイムを考え、販売したい時期の3〜6か月前から相談・試作を始めるのが目安です。繁忙期は早めの段取りが安心です。

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この記事を書いた人

食品OEM専門メディア「食品OEMの窓口」で、記事の企画・執筆を担当。
食品OEMの始め方やOEMメーカーの比較記事、メーカーへのインタビュー記事などを数多く手がけています。

専門性の高いテーマでも、はじめてOEMを検討する方が迷わず理解できるよう、具体的でわかりやすい表現を心がけています。

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