ISO(アイエスオー)とは?意味・定義・使い方をわかりやすく解説

筆者紹介

目次

読み方

あいえすおー

英語表記

International Organization for Standardization

意味・解説

ISOとは、「国際標準化機構(International Organization for Standardization)」が制定する製品やサービス、システムなどの国際規格の総称です。品質管理・環境管理・食品安全・労働安全など多岐にわたり、グローバルな信頼性・取引基準として広く導入されています。
食品OEMや製造業の現場では、「ISO 9001(品質)」「ISO 22000(食品安全)」などの取得が製造レベルの証明や取引先への安心材料として評価されます。

主な用途

・OEMメーカーの製造・品質管理体制の信頼性証明
・取引先企業や行政、海外輸出先の審査・調達基準のクリア
・社内の品質マネジメントや衛生管理体制の構築
・ブランディングや営業資料での品質訴求

ポイント解説

・「ISO」は一つの規格ではなく、複数の規格群の総称(例:ISO 9001、22000、14001 など)
・ISO 22000は、食品の製造・流通に関する食品安全マネジメントシステム規格
・認証取得には、第三者機関による審査と、定期的な更新審査が必要
・OEM委託時には、メーカーがどのISOを取得しているか事前確認が重要
・「ISO対応」と「ISO認証取得済み」は意味が異なるため注意

関連用語

・FSSC22000(ISO 22000ベース+前提条件プログラム)
・GMP(適正製造規範)
・HACCP
・第三者認証
・品質マネジメント

豆知識

ISO規格はスイス・ジュネーブに本部を置くISO(国際標準化機構)によって発行されており、日本ではJIS(日本産業規格)やJAS(日本農林規格)とも連携しています。とくに食品分野では、ISO 22000をベースに強化されたFSSC 22000の取得が海外輸出や大手チェーン納入の必須条件となるケースも多く、OEMパートナー選定時の大きな判断基準となります。

関連記事一覧