読み方
ぐれいんふりー
英語表記
Grain-Free
意味・解説
グレインフリーとは、小麦・米・とうもろこし・大麦・ライ麦などの穀物(グレイン)を使用していない食品のことです。近年は、アレルギー対策や消化への配慮、血糖値管理、動物の健康志向といった理由から、人間用の食品はもちろん、ペットフードやサプリメントの分野でも注目されています。
食品OEMでは、健康志向・グルテンフリー対応・アレルゲンフリーを訴求した商品開発の一環として、グレインフリー仕様が求められるケースが増加しています。
主な用途
・アレルギー対応食品や健康食品のOEM開発
・グルテンフリー製品(※厳密には異なるが併記されることが多い)
・ペットフード(犬・猫)での穀物不使用設計
・ダイエット・低糖質志向の食品設計(パン・クッキー・シリアルなど)
ポイント解説
・「グレインフリー=グルテンフリー」ではない(※米やとうもろこしはグルテンを含まないが穀物)
・使用可能な代替原料には、豆類(ひよこ豆・レンズ豆)、いも類、ナッツ粉などがある
・OEM開発時には、工場の製造ラインに穀物由来原料が混在していないか確認が必要
・「アレルゲン表示」と「グレインフリー訴求」は別で考える必要がある
・パッケージにはグレインフリーのロゴやピクトグラムを使用することで認知性が高まる
関連用語
・グルテンフリー
・アレルゲンフリー
・ビーガン
・プラントベース
・低糖質食品
豆知識
グレインフリーはもともとペットフード業界(特にドッグフード)で広まりましたが、近年では人間向けの自然派食品や機能性スイーツなどでも注目されています。特に北米・欧州では「腸活」や「血糖値管理」への意識が高まっており、小麦や米を避けた製品へのニーズが右肩上がり。OEMで対応するには、原料選定の知識だけでなく、「グレインフリー表示」の根拠を示せる体制づくりも重要です。