読み方
こうたんぱくていしぼう(ていえねるぎー)
英語表記
High Protein, Low Fat (Low Energy)
意味・解説
高タンパク低脂肪とは、たんぱく質の含有量が高く、脂質とエネルギー(カロリー)が抑えられた食品設計を指します。筋肉の維持・増強、体重管理、健康志向、スポーツ栄養、生活習慣病予防といったニーズに対応する設計コンセプトであり、機能性食品やプロテイン製品、ダイエット・メディカルフードなどで活用されています。
食品OEMでは、「高タンパク/低脂質/低カロリー」バランスの精密な栄養設計が求められ、表示基準や原料選定の専門性も問われます。
主な用途
・プロテインバー・プロテインドリンクなどのスポーツ向け食品
・ダイエット・糖質制限対応の食品(おやつ・パン・麺など)
・シニア・介護向けのたんぱく補給食品
・生活習慣病予防や血糖値管理を意識したOEM製品開発
・ペットフード・療法食(犬・猫)における栄養制限食設計
ポイント解説
・“高タンパク”とは、食品100gあたりたんぱく質が10g以上程度を目安にすることが多い(食品表示基準に明確な定義はなし)
・“低脂肪”や“低カロリー”は、栄養表示基準(栄養強調表示)に沿って設計・表記が必要
・原料としては、ホエイ・ソイ・ピーなどの植物性/動物性たんぱく源を選定
・OEM開発時には、味・食感・保存性のバランスをどうとるかが重要
・栄養補助食品、医療用・ダイエット食品などでは厚労省・消費者庁のガイドライン準拠も求められる
関連用語
・プロテイン(ホエイ/ソイ/ピー)
・ローカロリー
・栄養機能食品
・機能性表示食品
・ダイエットサポート食品
豆知識
高タンパク・低脂肪設計は、元々はスポーツ選手やボディビルダー向けに発展した栄養理論でしたが、近年は一般消費者の健康志向の高まり、糖質制限ブーム、高齢者のフレイル対策などを背景に、一般食品にも広く応用されています。また、ペットフードやサプリメントでも“筋肉維持・体重管理”の観点から注目されており、OEM開発でもキーワードとしての汎用性が非常に高い用語です。