読み方
ぐるてんふりー
英語表記
Gluten-Free
意味・解説
グルテンフリーとは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質「グルテン」を含まない食品や食事スタイルを指す言葉です。
もともとはセリアック病（小麦由来の自己免疫疾患）患者のための医療的食事療法として広まりましたが、現在ではアレルギー対応や健康志向の観点から、一般消費者向けにも需要が高まっています。
食品OEMにおいても、グルテンフリーを謳った商品は、アレルギー対策・健康志向・インバウンド対応（欧米やムスリム圏）として注目される開発テーマのひとつとなっています。
主な用途
・アレルギー対応食品の開発（グルテン不耐症・セリアック病対応）
・ダイエット・腸活など健康志向マーケット向けの商品企画
・海外輸出向け（北米・欧州など）や訪日観光客への対応商品
・グルテンフリースイーツ／パン／パスタなどの製造委託
・学校給食や病院食、ペットフードなどの安全性を重視する分野
ポイント解説
・「グルテンを含む原材料（小麦・大麦など）」の不使用が基本条件
・専用ライン／専用設備の有無がOEM選定で非常に重要（交差汚染リスク）
・「グルテンフリー表示」は国・地域によって基準が異なる（例：日本では100ppm未満が目安）
・米粉、大豆粉、そば粉、アーモンド粉などの代替粉を活用したレシピ開発が主流
・輸出やインバウンド対応の場合、グルテンフリーの証明書・表記ガイドラインに留意
関連用語
・アレルゲンフリー
・低FODMAP
・ビーガン
・USDA
・機能性表示食品
豆知識
米国では「グルテンフリー＝健康的」のイメージが根強く、セレブやスポーツ選手の実践により広く普及。
日本でも、小麦アレルギーではない人が“体調改善”や“美容目的”で選ぶケースが増えています。
OEM開発では、米粉100％の焼菓子や、玄米麺・豆パスタ、グルテンフリースイーツなどの需要が拡大中。
なお、「グルテンフリー」と「小麦不使用」は厳密には異なり、小麦でん粉や醤油などに微量含まれるグルテンも避ける必要があるため、専門性の高い製造管理が求められます。