お茶製造委託の完全マニュアル|OEMで実現するオリジナル茶葉商品

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目次

お茶製造委託の完全マニュアル|OEMで実現するオリジナル茶葉商品

お茶OEMで理想の商品を実現する方法

オリジナルのお茶商品を開発したいけれど、製造設備や専門知識がない。

そんな悩みを抱える事業者にとって、お茶の製造委託(OEM)は強力な選択肢です。健康志向の高まりとともに、お茶市場は多様化が進み、独自ブランドの参入障壁が下がっています。小ロット生産から本格的な商品開発まで、専門企業に委託することで初期投資を抑えながら高品質な商品を実現できるのです。

お茶OEMは、日本茶だけでなく紅茶、中国茶、ハーブティー、健康茶、野草茶、そして各種ブレンド茶まで幅広く対応可能です。保存が効き、小ロットから始められ、世界的な健康志向にマッチした商材として注目を集めています。本記事では、茶葉の選定から焙煎技術、ブレンド設計、ティーバッグ加工、機能性成分の付加まで、実践的なノウハウを徹底解説します。


お茶製造委託 茶葉選定 OEM工場

お茶OEMの基礎知識と市場動向

食品OEM市場は日本国内で堅調に拡大しており、お茶分野も例外ではありません。

中小規模ブランドや新規参入企業にとって、製造設備や人員を抱えるリスクを避けながら製品化できるOEMは重要な選択肢となっています。特に健康志向の高まりにより、機能性を訴求するお茶商品の需要が急増しています。プロテイン配合、低糖質、グルテンフリー、腸活関連など、従来のお茶の枠を超えた商品開発が活発化しているのです。

SNSやEC販売の普及により、個人や小規模事業者が独自ブランドのお茶を販売するケースが増加しました。クラウドファンディングで資金を集めて商品化する事例や、インフルエンサーが自身のブランド茶を展開するケースも見られます。こうした小規模案件に対応できる、小ロット生産可能なOEM企業の需要が高まっています。

お茶OEMの最小ロットと費用構造

お茶OEMの最小ロットは企業によって異なりますが、磯田園のような専門企業では1kgまたは100袋から対応可能です。

これにより、市場テストや小規模展開からスタートし、需要に応じて段階的にスケールアップできます。費用構造は、原料茶の選定、ブレンド設計、加工方法(リーフ、ティーバッグ、粉末など)、包装資材、そして最小ロット数によって大きく変動します。一般的に、茶葉のグレードが高いほど、また加工度が高いほどコストは上昇しますが、差別化された商品として高付加価値を実現できるのです。

サステナビリティへの対応

環境配慮型パッケージの採用、フードロス削減、エシカル原料の使用など、持続可能性を重視した製品開発が増えています。

OEM企業側も、環境対応型の包装資材や、規格外農産物の活用など、サステナビリティに配慮した提案力が求められています。オーガニック茶葉の使用、フェアトレード認証、生分解性パッケージなど、エシカル消費に対応した商品開発が競争力を生み出します。


茶葉ブレンド 焙煎技術 品質管理

茶葉の選定とブレンド設計の実践

理想のお茶商品を実現する第一歩は、茶葉の選定です。

日本茶であれば、産地(静岡、鹿児島、京都など)、品種(やぶきた、さえみどり、べにふうきなど)、摘採時期(一番茶、二番茶など)、製法(煎茶、玉露、ほうじ茶、抹茶など)によって風味が大きく異なります。紅茶ではインドのダージリン、アッサム、ニルギリ、スリランカのウヴァ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、中国のキーマン、そしてケニアなど、産地ごとに特徴的な味わいがあります。

ブレンド設計は、ターゲット層の嗜好、商品コンセプト、価格帯を考慮して行います。単一産地・単一品種のシングルオリジンで個性を打ち出すか、複数の茶葉をブレンドして味のバランスを整えるか、戦略的な判断が必要です。ブレンドの場合、ベースとなる茶葉に、香りや味わいのアクセントとなる茶葉を組み合わせます。例えば、煎茶をベースに玄米を加えた玄米茶、ほうじ茶に抹茶をブレンドした商品など、無限の組み合わせが可能です。

焙煎技術と風味のコントロール

焙煎は、お茶の風味を決定づける重要な工程です。

焙煎温度、時間、回数によって、香ばしさ、甘み、渋みのバランスが変化します。浅煎りは茶葉本来の風味を残し、深煎りは香ばしさと甘みを引き出します。ほうじ茶のように強火で短時間焙煎する方法、玄米茶のように中火でじっくり焙煎する方法など、商品特性に応じた技術が求められます。焙煎技術を持つOEM企業を選ぶことで、理想の風味プロファイルを実現できるのです。

機能性成分の付加とブレンド

健康志向の高まりにより、機能性成分を付加したお茶商品が人気です。

カテキン、テアニン、ビタミンC、食物繊維など、お茶に含まれる成分を強化したり、他の健康素材とブレンドしたりすることで、差別化された商品を開発できます。例えば、抹茶にスーパーフードを配合した商品、ハーブティーにコラーゲンペプチドを添加した商品、発酵茶にプロバイオティクスを組み合わせた商品など、多様な展開が可能です。機能性表示食品として届出する場合は、エビデンスの取得や届出書類の作成が必要となるため、専門知識を持つOEM企業のサポートが重要です。


ティーバッグ加工 包装資材 小ロット生産

ティーバッグ加工と包装資材の選定

ティーバッグは利便性が高く、現代の消費者ニーズに合致した形態です。

ティーバッグの形状には、平型、三角型(テトラ型)、ピラミッド型などがあり、それぞれ抽出効率や見た目の印象が異なります。三角型やピラミッド型は茶葉が広がりやすく、リーフティーに近い抽出が可能です。素材も、不織布、紙、生分解性素材など多様で、環境配慮や商品コンセプトに応じて選択します。個包装の有無、タグやひもの有無なども、ブランドイメージに影響します。

包装資材の選定は、商品の保存性、輸送効率、環境配慮、そしてブランドイメージに直結します。アルミパック、スタンドパウチ、缶、瓶、紙箱など、形態は多岐にわたります。窒素充填包装や真空パックは、茶葉の鮮度保持に有効です。近年は、生分解性フィルム、再生紙、FSC認証紙など、環境配慮型の包装資材が注目されています。パッケージデザインも重要で、商品の第一印象を決定づけます。デザインから資材調達まで一貫してサポートするOEM企業を選ぶことで、スムーズな商品化が可能です。

品質管理と安全基準

食品安全管理システムの認証取得が標準化しつつあります。

FSSC22000、HACCPなどの国際的な基準への対応は、消費者の信頼獲得に不可欠です。トレーサビリティシステムの導入により、原材料から製品までの履歴管理を徹底する企業が増えています。異物混入対策、アレルゲン管理、微生物検査など、厳格な品質管理体制を持つOEM企業を選ぶことが重要です。製造工程のデジタル化、IoTを活用した品質管理、AIによる需要予測など、デジタル技術の活用も進んでいます。


健康茶 機能性表示食品 オリジナルブレンド

OEM企業の選び方と契約のポイント

理想のお茶商品を実現するには、適切なOEM企業の選定が不可欠です。

選定基準として、まず製造能力と対応ロット数を確認します。小ロット対応可能か、将来的なスケールアップに対応できるかを見極めます。次に、技術力と提案力です。茶葉の知識、ブレンド技術、焙煎技術、加工技術を持ち、商品コンセプトに応じた提案ができるかが重要です。品質管理体制も確認すべきポイントで、HACCP認証やISO認証の取得状況、トレーサビリティシステムの有無をチェックします。

さらに、原料調達力も重要です。多様な産地・品種の茶葉を調達できるか、オーガニック茶葉やフェアトレード茶葉など特殊な原料に対応できるかを確認します。包装資材の対応範囲も見逃せません。デザインから資材調達まで一貫してサポートできるか、環境配慮型資材に対応しているかを確認します。コスト構造の透明性も重要で、見積もりの内訳が明確で、追加費用の発生条件が明示されているかをチェックします。

契約時の注意点

OEM契約では、製造条件、品質基準、納期、支払条件を明確にします。

最小ロット数、リードタイム、在庫保管条件、賞味期限設定なども契約書に明記します。知的財産権の取り扱いも重要で、オリジナルブレンドのレシピや商品名の権利帰属を明確にします。品質トラブル発生時の責任範囲や、製造中止・変更時の条件も事前に取り決めておくべきです。機能性表示食品として届出する場合は、エビデンス取得や届出書類作成のサポート範囲も確認します。

ODMへの移行と総合サポート

単純な製造代行(OEM)から、企画・開発段階から関わるODM(Original Design Manufacturing)へと、役割が拡大しています。

市場調査、商品企画、パッケージデザイン、販売支援まで、トータルでサポートする企業が競争力を高めています。特に初めてお茶商品を開発する事業者にとって、ODM型のサポートは商品化成功の確率を高めます。ブランドの成功を支えるパートナーとしてのOEM企業を選ぶことが、長期的な成長につながるのです。


まとめ:お茶OEMで実現する理想の商品開発

お茶の製造委託は、初期投資を抑えながら高品質なオリジナル商品を実現する有効な手段です。

茶葉の選定からブレンド設計、焙煎技術、ティーバッグ加工、包装資材の選定まで、専門企業のノウハウを活用することで、差別化された商品を開発できます。健康志向市場の拡大、小ロット生産の普及、サステナビリティへの対応など、お茶OEM市場は成長を続けています。適切なOEM企業を選定し、明確な契約条件を設定することで、理想のお茶商品を市場に送り出すことができるのです。

単なる製造代行ではなく、商品企画から販売支援まで伴走するパートナーとしてのOEM企業を見つけることが成功の鍵となります。小ロットから始めて市場の反応を見ながら段階的にスケールアップする戦略が、リスクを最小化しながら事業を成長させる現実的なアプローチです。

あなたのお茶ビジネスを次のステージへ。

食品OEM窓口では、お茶製造委託に関する相談から商品化まで、トータルでサポートしています。小ロット対応可能な信頼できるOEM企業とのマッチング、商品企画のアドバイス、品質管理体制の構築支援まで、あなたのビジネスを成功に導くパートナーとして伴走します。まずはお気軽にご相談ください。

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