
信頼できるOEMパートナーを探している方へ
地域の農産物を活かして商品を作りたい、生産量に限りがあるから小ロットでOEMしたい、信頼できる加工会社と出会いたい。そんな課題を抱える生産者や食品ブランドにとって、信頼できる中立的なマッチング機関の存在は非常に重要です。
そこで弊社では、全国の加工メーカーと農業者をつなぐ「NPO法人農産物加工協会(以下、農産加工協会)」と提携し、OEMや商品化の窓口として活用いただける体制を整えています。
こんな企業様にはおすすめです
近年、インターネットやSNSの普及に伴い、ECサイトでの販売を目的としたOEM相談が急増しています。OEMメーカー選定の多くがWeb検索を起点として行われており、ネット上の情報発信が極めて重要な要素となっています。
一方で、農産物加工協会のように、加工や食品製造の技術に特化した中間支援組織には、農家や自治体、大学などから“まずはここに相談してみよう”と最初に声がかかるケースが多数あります。つまり、協会に加盟していることで、インターネットだけでは出会えない質の高い案件が自然と届く環境が得られるのです。
そのため、
- 自社のOEM技術や強みをうまく伝えきれていない企業
- EC向け商品や地域食材を使った案件を開拓したい企業
- 販路や事業の幅を広げる“相談先”を探している企業
には、食品加工関連協会への加盟はおすすめします。受け身の営業から一歩進んで、“必要とされる立場”として選ばれる企業になる。そのきっかけを、協会との連携が生み出してくれるはずです。
NPO法人農産物加工協会とは|6次産業化を支える中核的組織
2019年に設立された農産加工協会は、全国の小規模・中規模の食品加工業者と生産者をつなぐ、農産加工支援の専門機関です。大阪・あべのハルカスを拠点に、「6次産業化の推進」と「地方の農業者の所得向上」を目的に、以下のような広範な支援を行っています。
- 全国の加工業者とのネットワーク構築(会員企業200社以上)
- 加工・衛生技術の提供(HACCP対応も含む)
- 商品化・販路開拓・展示会出展の支援
- 地方自治体や大学、バイヤーとの連携支援
また、民間企業とは異なり中立的な立場でのマッチング支援を行うのが最大の特長であり、安心して相談できる点が多くの事業者から支持されています。
協会が提供する主な支援内容(OEM活用に最適)
NPO法人農産物加工協会は、農産物を活用した商品開発に取り組む事業者や生産者に対して、加工業者とのマッチングから技術支援、販路支援までを一貫してサポートしています。初めてOEMに挑戦する方や、スモールスタートを希望する方にとっても、安心して活用できる中間支援機関です。
● OEMマッチング支援
商品アイデアや使用したい原料、想定ロットなどを丁寧にヒアリングした上で、全国の協力加工業者の中から最適なパートナーを紹介します。特に以下のようなカテゴリに対応可能な加工場のネットワークがあります:
- レトルト食品(高温加圧殺菌対応)
- 冷凍食品(下処理・急速冷凍対応)
- 乾燥食品(熱風・フリーズドライ対応)
- 瓶詰・パウチ製品(調味液・充填・加熱殺菌)
- 菓子・焼成品(クッキー・グラノーラなど)
- 粉末加工(野菜・果実・茶葉などの微粉砕)
小ロットや試作からの相談にも対応しており、「まずは100個から始めたい」といったご要望にも柔軟にマッチングできる体制が揃っています。
● 加工技術・衛生管理の支援
製造に必要な基礎技術(加熱・冷却・水分制御・調味設計など)や、HACCPをはじめとする食品衛生管理に関するアドバイスを提供しています。初めて加工品の委託製造に取り組む方でも、協会スタッフによる技術的支援や研修を通じて、必要な知識・準備を整えることが可能です。
また、食品表示やアレルゲン管理、原材料の安全性チェックなどにも対応しており、「安心・安全な商品づくり」をする会社にとっても必要不可欠な存在です。
● 商品化後の広報・販路支援
商品が完成した後は、協会の公式WebサイトやSNSでの紹介、展示会への出展支援、メディア掲載のサポートなど、情報発信面の支援も受けられます。また、百貨店・道の駅・ふるさと納税など地域密着型の販路や、食品バイヤーとの商談機会など、製造後の販売につながる導線構築も支援対象です。「作って終わり」ではなく、「売るところまで支える」スタンスが、農産加工協会の大きな特長です。
農産加工協会に加入するメリット
地域の農産物を活かした商品開発や、小ロット対応のOEMニーズが高まるなか、加工会社にとっても新たな取引先やプロジェクトと出会うきっかけが求められています。農産物加工協会に加盟・連携することで、ただ案件を受けるだけでなく、社会課題の解決や地域貢献といった“価値ある受託”に取り組むことが可能になります。
項目 | 内容 |
1. OEM案件の紹介 | 協会を通じて、生産者・大学・自治体などからのOEM相談を受ける機会が増える。ロット・加工内容に応じて適切な案件がマッチングされる。 |
2. 信頼性・実績の向上 | 中立性の高い公的機関との連携により、企業としての信用度が向上。営業活動や入札時にもプラスに働く。 |
3. プロモーション支援 | 協会のWebサイト、SNS、展示会などでの露出機会が得られ、企業や商品サービスの認知拡大に繋がる。 |
4. 地域活性・社会貢献 | 規格外野菜や未利用農産物の活用案件に関わることで、フードロス削減・地域課題の解決に貢献できる。 |
5. 産学官連携の機会 | 大学や自治体との連携プロジェクトにも参画可能。学生との共同開発や研究案件の実績構築にもつながる。 |
6. 技術・制度面のサポート | 必要に応じて協会からHACCPなどの技術指導やラベル・成分設計に関する情報提供を受けられる。 |
農産物加工協会実績商品
①あいふぁーむHIKIDA × 立命館大学の産学農連携による商品開発
(小松菜と米粉のパンケーキミックス粉)
あいふぁーむHIKIDA様と立命館大学の学生による連携で、株式会社テイスティ様と共同開発した「小松菜と米粉のパンケーキミックス」が完成しました。原料には出荷できない規格外の小松菜を活用し、約100kgのフードロス削減を実現。さらに、グルテンフリー・砂糖不使用・保存料不使用で、安全性にも配慮された商品です。
②淡路島産たまねぎの丸ごと使った商品開発
(淡路島産たまねぎのディップソース)
淡路島で農業支援を行う株式会社パソナ農援隊様より、淡路島産たまねぎを活用した商品開発のご相談を受け、株式会社川京フーズ様にて開発を実施。普段は廃棄されるたまねぎの葉まで使用した「丸ごとたまねぎのディップソース」が完成しました。野菜だけでなく、ご飯・お肉・おつまみにも相性抜群の商品です。
お問い合わせ・加盟のご相談
農産物加工協会では、全国の加工事業者様との連携・加盟を随時受け付けておりますOEM案件のご紹介をはじめ、展示会出展や情報発信の機会提供など、貴社の技術・設備を活かせる新たな連携機会をご提案いたします。
ご加盟に関するご相談・資料請求・個別ヒアリングのご希望は、下記よりお気軽にご連絡ください。