オリジナルコーヒーをOEMでつくろう|費用・流れ・メーカー選びの完全ガイド
販路拡大のためにオリジナルのコーヒーを作りたいけど、ノウハウがない、自社に合うOEMメーカーに出会えていないと不安になっていませんか?
食品開発の担当者オリジナルのコーヒーを開発したいけど、失敗のリスクを減らしたいです。



スケジュール、ロット、他社との差別化ポイントなど検討ポイントがあります。見落とすと手戻りが発生するので事前に確認しましょう。
この記事では、依頼の流れ・費用・メーカーの選び方・販路戦略まで、コーヒーOEMの全体像を解説します。
コーヒーOEM ピックアップ企業
KUNZUDO(薫豆堂)
- 地域素材×コーヒーの独自性ある商品開発が可能
- 小ロット対応でテスト販売や土産品にも適している
- パッケージ提案まで含めた一貫対応が可能
はかた珈琲工房
- 小ロット対応
- お土産・ギフトなどさまざまなニーズに対応
- パッケージ提案まで含めた一貫対応が可能
結論:コーヒーOEMは商品設計とメーカー選びがカギ


コーヒーOEMを成功させるには、作りたい商品の方向性を明確にしたうえで、対応力のあるメーカーを選ぶことが重要です。
依頼前に差別化ポイントを明確にする
コーヒーOEMでは、競合商品との違いをどこで出すかを決めておくことが大切です。たとえば、豆の産地、焙煎方法、味わい、香り、フェアトレード・オーガニックなどの付加価値が差別化のポイントになります。
また朝の眠気覚まし、仕事の合間のリフレッシュ、休日に楽しむ特別な一杯など、ターゲットや利用シーンまで具体的にすると、商品コンセプトを設計しやすくなります。
商品形態と販路をセットで考える
コーヒーOEMには、ドリップバッグ、焙煎豆、粉、リキッドコーヒー、インスタントスティックなど、さまざまな商品形態があります。どの形態を選ぶかによって、向いている販路や必要なロット、パッケージ設計が変わります。
販売先を決めずに商品形態を選ぶと、売り場や配送方法に合わない可能性があるため、販路とセットで考えましょう。
メーカーは対応範囲と提案力で選ぶ
コーヒーOEMメーカーを選ぶ際は、どこまで対応してもらえるか対応範囲を確認することが重要です。
初めてOEMを依頼する場合は、企画段階から相談できるメーカーを選ぶと安心です。



取り扱う豆の種類だけででメーカーを選んでいました.



味やパッケージ、販路まで提案してくれるメーカーであれば、完成後の販売まで見据えた商品開発がしやすくなります。
コーヒーOEMの基礎知識
コーヒーOEMでおさえておくべき、商品の形態、コーヒー豆の産地と特徴、費用についてまとめました。
商品形態と販路
| 商品形態 | 特徴 | 主な販路 | 賞味期限の目安 |
|---|---|---|---|
| ドリップババッグ | 個包装で手軽、ギフト需要も高い | EC・小売・ふるさと納税 | 6ヶ月~1年 |
| リキッドコーヒー | 瓶・バッグ詰め、カフェオレベースにも | 業務用・EC | 3~6ヶ月 |
| コーヒー豆(焙煎済み) | 産地や焙煎方法でブランドの差別化 | EC・カフェ卸 | 1~3ヶ月 |
| インスタントスティック | 携帯性が高く、賞味期限も長め | 小売・EC・ノベルティ | 1~2年 |
| コーヒーゼリー | スイーツ市場へのリーチ | EC・コンビニ | 2~4ヶ月 |
EC販売を主軸にするなら、ドリップバッグが最も始めやすいです。軽量で送料が安く、常温保存で賞味期限も長い。在庫管理の負担も少ないため、個人事業主やスタートアップに適しています。
一方、カフェや飲食店への卸売を狙うなら、リキッドコーヒーや焙煎豆のバルク販売が適しています。安定した発注量が見込める反面、配送の温度管理や鮮度管理が求められます。
豆の産地と特徴
コーヒー豆の産地は商品の味と差別化に直結します。主要産地の特徴を把握したうえでメーカーに発注してください。
| 産地 | 風味の特徴 | 適した商品 |
|---|---|---|
| ブラジル | ナッツのような甘味、バランスが良い | ブレンドのベース、万人受けのドリップバッグ |
| コロンビア | フルーティな酸味、マイルドなボディ | シングルオリジン、ギフト向け |
| エチオピア | 華やかな香り、ベリー系の酸味 | スペシャリティコーヒー、高単価EC商品 |
| グアテマラ | チョコレートのような甘み、しっかりとしたボディ | 深煎りブレンド、業務用 |
| インドネシア | スパイシー、アーシーな風味 | 個性的なシングルオリジン |
| ベトナム | ロブスタ種が主力。力強い苦味とコクが特徴 | アイスコーヒー、練乳カフェオレ、業務用ブレンド |
EC販売で「万人受け」を狙うならブラジルベースのブレンド、差別化を重視するならエチオピアやコロンビアのシングルオリジンが効果的です。
製造にかかる費用項目
「思ったより高かった」とならないために、見落としやすいコストまで把握しておきましょう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 試作費用 | オリジナルブレンドの場合、費用が発生する場合がある |
| 製造単価 | ドリップバッグの場合、35~100円/包 |
| パッケージデザイン | 目安:50,000円~150,000円 |
| 送料 | 商品形態や重さによって異なる |
| ECモール手数料 | Amazon 8〜15%(カテゴリによる)、楽天はランクによって異なる |
| 広告費 | SNS広告やSEO対策にかかる費用 |
| 在庫保管費 | 外部倉庫費用 |



以下のOEM原価計算シートの作り方を参考に、販売価格の設計段階で全コストを織り込んでください。
コーヒーOEMの進め方
コーヒーOEMは基本的に以下の6つのステップで進みます。
| ステップ | 内容 | 期間目安 |
|---|---|---|
| 1.相談 | 商品コンセプト・数量・予算を共有 | 1~2日 |
| 2.ヒアリング | 豆の産地・焙煎度・味の方向性を詳細に詰める | 1週間 |
| 3.試作 | サンプル製作・テイスティング・改良 | 2~4週間 |
| 4.条件確定 | ロット数・単価・納期・パッケージ仕様を決定 | 1週間 |
| 5.製造 | 本製造・品質検査 | 2~4週間 |
| 6.納品 | 完成品の受け取り・販売開始 | 1週間 |



全体で1〜2ヶ月が目安ですが、既存のレシピを利用するのかオリジナルなのか、ロットやパッケージデザインによって異なります。
OEMメーカーに依頼するまでに決めておきたいポイント


新規でオリジナルコーヒーを販売する場合、事前の商品設計が大切になります。誰にどのようなコーヒーを、どのような方法で届けるのか決めていきましょう。
商品コンセプト
コーヒー市場は競争が激しいため、他社との差別化が必要です。メーカーに依頼する前の商品設計が重要になってきます。



商品設計時に何を決めればいいか分かりません…



商品設計時には、ターゲットだけでなく、シーンや付加価値などを明確にしましょう。
- 朝の眠気覚ましとして
- 休日をゆったりと過ごすため
- 勉強や仕事の合間のリフレッシュのため
- いつもとは違う特別なコーヒーを楽しむため
- 産地限定・農園指定のシングルオリジンで希少性を訴求
- フェアトレード・オーガニック認証で社会的価値を付加
- 血糖値を緩やかにするといった健康面でのサポート
味の方向性
他社との差別化として、味は大きいポイントになります。
「フルーティーで華やかな味」と言葉で伝えても、メーカーとの認識がずれることがよくあります。
伝わりやすい方法は、市販のコーヒー3種類を「この酸味に近い」「このボディ感が理想」とサンプルを送ることです。
言語化する場合は、以下の4軸を参考に伝えてみましょう。
- 酸味 — 弱い〜強い(1〜5段階)
- 苦味 — 弱い〜強い(1〜5段階)
- ボディ(コク) — ライト〜フル
- 香りの方向性 — ナッツ系・チョコ系・フルーツ系・フローラル系
販路と商品形態
商品コンセプトと合わせて決定したいのが、販路と商品形態です。
ターゲットがよく利用するサイトなどを分析して、決定していきましょう。
| 販路 | 適した商品 | 戦略のポイント |
|---|---|---|
| 自社EC | 定期便・セット商品 | サブスク設定でリピート率を高める |
| Amazon・楽天 | お試しセット | レビュー獲得のために初回は低価格で投入 |
| ふるさと納税 | 地域限定ブランド | 自治体連携、地域食材の活用がポイント |
| カフェ・飲食店卸 | 業務用パッケージ | 安定発注が見込める |
| 企業ノベルティ | 個包装ドリップ | ロゴ入り印刷対応を確認 |
コーヒーOEMメーカー選びのポイント
コーヒーOEMを成功させるには、商品イメージに合ったメーカーを選ぶことが重要です。
同じコーヒーOEMでも、対応できる商品形態やロット数、豆の種類、パッケージ対応の範囲はメーカーによって異なります。



自社が作りたい商品の方向性に合うかを確認しましょう。
小ロットに対応しているか
初めてコーヒーOEMに取り組む場合は、小ロットに対応しているメーカーを選ぶと安心です。最初から大ロットで発注すると、販売が伸びなかった場合に在庫を抱えるリスクがあります。
小ロットで製造できれば、EC販売や店舗販売で反応を見ながら、味やパッケージを改善できます。ただし、1個あたりの製造単価が高くなることもあるため、最小ロット・試作費・包材費・追加発注時の条件を確認しましょう。
取り扱える豆の種類は豊富か
メーカーによって、対応できる産地や焙煎度合い、ブレンドの可否は異なります。自社ブランドらしい味を作りたい場合は、豆の提案やブレンド調整に対応できるメーカーを選ぶとよいでしょう。
企画・試作・パッケージの提案力があるか
初めてOEMを依頼する場合は、製造だけでなく、企画やパッケージまで相談できるメーカーを選ぶと進めやすくなります。
味の方向性や販売価格、パッケージ形態が固まっていない段階でも相談しやすいメーカーを見極めましょう。



最初から1社に絞らず、複数社に問い合わせをして、提案力やコミュニケーションの取り方を見極めましょう。
おすすめコーヒーOEMメーカー


| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 取り扱い原材料 | コーヒー・ゆず・山椒・ハーブなどの香り素材 |
| 最小ロット | 要問い合わせ |
| 対応内容 | コーヒー飲料・フレーバーコーヒー・ドリップパック・ギフト商品の開発 |
地域素材とコーヒーを掛け合わせたクラフト飲料OEM
KUNZUDO(薫豆堂)は、地域素材とコーヒーを掛け合わせたクラフト飲料の開発に強みを持つメーカーです。
ゆずや山椒、ハーブなどの香り素材を活用し、独自性の高いフレーバーコーヒーを企画できます。
小ロット対応からパッケージ提案まで一貫して対応できるため、観光土産やギフト向けの商品開発にも適しています。
特徴
- 地域素材×コーヒーの独自性ある商品開発が可能
- 小ロット対応でテスト販売や土産品にも最適
- パッケージ提案まで含めた一貫対応が可能
コーヒーOEM開発のポイントは分かったけど、自分たちだけでOEM先を選ぶのは不安、より詳細な選定ポイントが知りたい……
そんな方のためにお役立ち資料をご用意しました。
OEM選定のポイント、費用目安などをさらに詳しく解説しています。
OEMのポイントを解説


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コーヒーOEM開発のよくある失敗例
コーヒーOEM開発に挑戦する場合、よくある失敗パターンを3つご紹介します。
※以下は一般的な失敗パターンをもとにした想定ケースです。
事例1:味のすり合わせに6ヶ月
自社ブレンドのドリップバッグをOEM製造する際に、メーカーとの初回打ち合わせでは「フルーティーで華やかな味」とだけ伝えたところ、届いたサンプルは想定とまったく違う味でした。「フルーティー」の解釈がメーカー側と異なっていたのが原因です。
2回目以降は市販のコーヒー3種類を「この酸味に近い」「このボディ感が理想」とサンプルを送付。結果、3回目の試作で納得のいく味に到達しました。最初からサンプルを提示していれば2ヶ月で完了した案件です。
事例2:初回3,000包で半分廃棄
「単価を下げたい」と考え、最小ロットの1,000包ではなく3,000包で発注。しかし販売開始から3ヶ月で売れたのは800包で、残り2,200包は賞味期限が近づき値引き販売を余儀なくされました。
初回はまず最小ロットで生産し、SNSやモール出品で販売実績を作ってから2回目の発注数を決めるのが鉄則です。
よくある質問
Q. 最小ロットはどれくらい?
ドリップバッグの場合、1,000包から対応するメーカーが多いです。コーヒー豆(焙煎済み)は10〜30kgから対応可能な会社もあります。小ロットほど単価は高くなりますが、テスト販売の位置づけなら十分な数量です。
Q. 自分で豆を指定できる?
多くのメーカーで産地・等級・焙煎度を指定できます。メーカーの取引先豆商社のリストから選ぶケースと、独自に調達した豆を持ち込むケースがあります。持ち込みの場合は、水分値・欠点豆の割合など品質検査が必要です。
Q. ドリップバッグとリキッド、EC向きなのは?
ドリップバッグです。軽量で送料が安く(メール便対応も可能)、常温保存で賞味期限も長いため、在庫管理が容易です。リキッドコーヒーは重量があり送料がかさむため、業務用卸やギフトセットに適しています。
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