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株式会社東洋新薬

福岡2026.09.26 更新

佐賀県発の独自製法による機能性表示食品のOEMを手がける

株式会社東洋新薬は、健康食品と化粧品の受託製造(ODM/OEM)を手がけるメーカーである。本社は福岡市博多区、本部と主力工場は佐賀県鳥栖市にあり、原料の一次加工を担う熊本工場、物流拠点の関東ロジスティクスなどを構える。健康食品・機能性表示食品・特定保健用食品(トクホ)の受託製造と素材開発、化粧品・医薬部外品の受託製造、健康美容雑貨や一般医療機器、医薬品、発送代行まで事業領域が広い。同社は、この品質レベルと生産規模で健康食品と化粧品の両方をワンストップで製造できる受託メーカーは国内では類を見ないとしている。

目次

会社概要

会社名株式会社東洋新薬
創立1993年3月19日
設立1997年9月18日
代表者代表取締役社長 服部 利光
資本金5,000万円
売上高323.5億円(2025年9月期 グループ売上)
従業員数1,253名(2025年9月末現在)
本社・福岡支店福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-27 九勧博多駅前ビル
本部・鳥栖工場佐賀県鳥栖市弥生が丘7-28
事業内容健康食品・機能性表示食品・トクホの受託製造・販売と素材研究開発/化粧品・医薬部外品の受託製造・販売と原料素材の研究開発/健康美容器具・雑貨・一般医療機器の受託製造・販売と研究開発/健康食品・化粧品等の発送代行/医薬品の受託製造・販売と原料素材の研究開発
グループ会社株式会社HARIAS、株式会社フォーマルクライン、株式会社東洋ウェルネス、株式会社東洋フーズ

拠点の構成

本部・鳥栖工場佐賀県鳥栖市弥生が丘7-28。鳥栖第一工場・鳥栖第二工場。健康食品と基礎化粧品を中心とした化粧品の製造
インテリジェンスパーク佐賀県鳥栖市弥生が丘3-1-2。2019年に第一工場が竣工
インテリジェンスロジスティックス佐賀県鳥栖市弥生が丘3-1-2。2023年竣工の倉庫
熊本工場熊本県菊池郡大津町大字高尾野272-5。熊本第一工場・熊本第二工場。主力商品である青汁の主原料(農産物)の一次加工拠点
関東ロジスティックス埼玉県川越市南台1-9-3 MFLPプロロジスパーク川越。2019年開設、消費者への配送代行
支店本社・福岡支店(福岡市)、東京支店(東京都渋谷区)、大阪支店(大阪市北区)
クイックラボ渋谷(QLS)2022年開設。東京支店内のラボで、専門スタッフが常駐し試作・検査・評価を行う

熊本工場については、主力商品である青汁の主原料が農産物であり、できるかぎり時間をおかずに加工するため産地に近い熊本に一次加工工場を置いていると説明している。品種の選定、栽培管理、収穫、一次加工までを一手に担うという体制である。

取得している認証

健康補助食品GMP2013年に鳥栖工場、2019年にインテリジェンスパークが適合認定を取得
FSSC220002020年に本部・鳥栖工場およびインテリジェンスパーク、2022年に熊本工場で取得
ISO22716(化粧品GMP)2021年に鳥栖工場が認証を取得。基礎化粧品を中心とした製造に適用
NSF International GMP2012年に鳥栖工場が総合受託メーカーとして初登録、2020年にインテリジェンスパークが認証を取得
ISO9001/ISO220002003年に本部・鳥栖工場でISO9001を取得し以後改訂版へ移行。2019年にインテリジェンスパークでISO9001:2015、ISO22000:2005を取得
有機JAS2006年に熊本工場全体と鳥栖工場の一部が有機加工食品製造の認証を取得

製造設備と製剤技術

殺菌新鮮なうちに加工され粗い粉末の状態で搬入された原料を、水蒸気を利用して粉体の一粒一粒まで殺菌する気流式殺菌設備
粉砕粗い粉末の農産物を極めて微細な粉末にする。大麦若葉の青汁は特許製法「超微粒粉砕」で製造
造粒造粒装置を備え、水に溶けやすく飲みやすい製品にする
打錠商品コンセプトに合わせて各種の形状を選択できる
充填包装(健康食品)三方シール、スティック充填、メール便包装など
化粧品の調合溶解や乳化など基礎化粧品に関する調合に全て対応できる設備。ISO22716(化粧品GMP)取得

品質保証の取り組みとしては、NIRによる原料の同一性試験(データベースに保存された波形との照合で同一原料かを非接触で確認)、ハンディカメラでの照合による資材の誤使用防止、製造ロットごとの原材料品質情報・検査記録・合否判定記録の管理を挙げている。トレーサビリティ向上と模造品対策として、紫外線照射時のみ印字内容が目視確認できる「ステルス印字機」を健康食品の全製造ラインに導入しており、分単位および製造順番といった細かいトレースが可能だとしている。検査の自動化には監視・検知カメラやAI装置を用いている。

沿革

1993年株式会社セブンシーズ設立(化粧品卸販売業)。機能水の研究に着手
1996年発酵分野の研究に着手
1997年セブンシーズより健康食品部門を独立し株式会社東洋新薬設立(資本金1,000万円)。大麦若葉青汁の研究に着手
1999年資本金を5,000万円に増資。鳥栖北部丘陵新都市(佐賀県鳥栖市)への進出協定に調印
2001年本部・鳥栖第1工場竣工。東京支店開設
2002年青汁製品として日本初のトクホ許可を取得
2003年大阪支店開設。本部に研究棟が竣工
2005年トクホの許可取得数で日本一に。鳥栖第2工場竣工。CRO事業開始
2008年本部・鳥栖工場でISO22000:2005を取得
2006年熊本工場竣工。株式会社フォーマルクライン設立
2011年医薬品事業に参入。株式会社東洋グリーンファーム設立
2016年葛の花エキスを関与成分とした日本初の抗肥満訴求トクホ許可を取得。東京大学と連携協定を締結
2017年熊本第2工場竣工。京都大学と連携協定を締結
2019年インテリジェンスパーク第一工場竣工。関東ロジスティックス開設。九州大学と組織対応型連携契約締結
2020年株式会社東洋フーズ設立。消費者への配送代行サービス事業を拡大し、東西2拠点での配送と化粧品・医薬部外品の製造業許可を取得
2022年クイックラボ渋谷(QLS)開設
2023年インテリジェンスロジスティックス竣工
2024年株式会社HARIAS設立。日本初の医薬部外品(ナイアシンアミドを含む4つの有効成分の組み合わせ)承認を取得
2026年次世代アミノ酸「BEAA」を開発しODM/OEM提案を開始。インテリジェンスパーク・熊本工場に太陽光発電パネルを設置

OEM/ODMの受託内容

同社は健康食品と化粧品をワンストップで受託する点を強みに挙げている。ブランド展開で内外両面を訴求する場合に、統一したコンセプトで健康食品と化粧品の企画立案ができ、その両方を1社で製造できるとしている。自社取扱素材には健康食品・化粧品の両方に配合できるものが多いという説明である。代表的な自社素材として、フラバンジェノール(同社の登録商標。松樹皮由来のプロシアニジンB1・B3を機能性関与成分とした届出がある)、葛の花エキス、すいおう(甘藷若葉末)、大麦若葉末、ターミナリアベリリカ、インドマンゴスチン由来ガルシノールなどが公開されている。

受託の対象は健康食品・機能性表示食品・トクホ、化粧品・医薬部外品、健康美容器具や雑貨・一般医療機器、医薬品と幅広い。事業としては海外展開を一貫体制で支援する海外事業も置いている。プロテインのOEM/ODMは専用の窓口を設けており、市場調査、商品企画、味づくり、調達ネットワークまでを含めた提案としている。すぐに商品化できるOEM商品のカタログも公開しており、こちらは最短3か月で商品化可能と案内している。東京支店内のクイックラボ渋谷(QLS)では専門スタッフが常駐し、試作や検査、評価を行える。

同社はサイト上で、トクホ許可数が20年連続で第1位、医薬部外品の承認品目数が4年連続で第1位であると公表している。いずれも同社自身の公称で、カタログ上では消費者庁公開情報や日本製薬団体連合会のサイト、自社調べなどを根拠として注記している。なお、最低ロットや価格帯は公開されていないため、案件ごとの問い合わせが前提となる。健康食品・化粧品の受託に関する詳細ページの一部は、業界関係者向けの情報として閲覧前に確認画面を挟む構成になっている。

掲載情報について

このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、株式会社東洋新薬の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。

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企業情報

会社名株式会社東洋新薬
所在地福岡
概要株式会社東洋新薬は、福岡県福岡市博多区に本社を置き、佐賀県鳥栖市に本部・鳥栖工場を構える、健康食品・化粧品・医薬部外品のODM・OEM受託製造メーカーです。
分野サプリメント / プロテイン / 健康食品 / 加工食品・素材系 / 青汁 / 飲料・健康・粉末類
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この記事を書いた人

小島怜のアバター 小島怜 株式会社Agriture

株式会社Agriture CEO/食品OEMコンシェルジュ 乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業を手がける株式会社AgritureのCEO。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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