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チョコレートOEMの始め方|小ロット・商品コンセプト・メーカー選びのポイントを解説

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この記事の要約
チョコレートOEM製造ガイドとして費用・製法・メーカー選びを詳しく解説する記事です。Bean to Bar一貫製造・クーベルチュール加工・コーティングの3製法比較、カカオ産地や品種で訴求するシングルオリジン商品、Bean to Barは他製法の2〜3倍コスト、試作費15万円・レシピ開発費20万円等の費用構成、平塚製菓など対応メーカー選定と用途別の選び方まで紹介します。

オリジナルのチョコレートを自社ブランドやPB商品として販売したいというニーズが増えています。

一方、小ロットでチョコレートOEMを依頼できるメーカーが見つからない、費用感が分からないと悩んでいませんか。

この記事では、チョコレートOEMの製法の違い・費用相場・メーカー比較・用途別の選び方まで、依頼前に知っておくべき情報を網羅的に解説します。

バレンタインやギフト向けの企画を検討しているお客様にも役立つ内容です。

チョコレートOEMメーカー ピックアップ4選

株式会社コント・ド・フェ

  • 洋菓子・チョコレート菓子の製造委託に対応

平塚製菓株式会社

  • チョコレート製造の老舗
  • 大量生産にも対応

マルトウ物産販売株式会社

  • ラングドシャ製品に強み

株式会社常陽産業

  • チョコレート加工に対応
  • コーティング商品にも対応
目次

チョコレートOEMを始める前に決めておきたいこと

チョコレートOEMを依頼する前に、商品コンセプト・製法を整理しておくことが大切です。これらが曖昧なままだと、対応できるメーカーを絞り込みにくく、費用やロット、納期の見積もりに差が出てきます。

食品開発の担当者

商品コンセプトの作り方が分かりません……。

まずは「誰に向けて、どのような商品を、どこで販売するのか」を明確にしてからOEMメーカーに相談しましょう。

ターゲットとペルソナ

ターゲットやペルソナが曖昧なままだと、味・価格・パッケージ・販路の方向性が決まりにくくなります。

ターゲットとペルソナは、以下のように考えると整理しやすくなります。

ターゲットとペルソナの違い
  • ターゲット:商品を届けたい大まかな顧客層のこと
  • ペルソナ:ターゲットの中から、具体的な1人の人物像まで落とし込んだもの

ターゲットを決める際は、以下の項目を整理しておきましょう。

ターゲット設定時の項目

項目
年齢・性別30代女性
購入目的自分用
利用シーンご褒美として
予算感1,500円~

さらに、ペルソナを設定するときは、実際に商品を購入する人物像を具体的にイメージします。

ペルソナ設定時の項目

項目
基本的な属性(年齢や性別)35歳女性
職業会社員
家族構成既婚・子ども1人
趣味や興味関心健康や美容に関心がある
スイーツに関する好み甘すぎるものより素材にこだわった商品を好む
価格に関する感度価格が少し高くても、パッケージがおしゃれで特別感のある商品を選びたい

具体的に設定することで、商品コンセプトの軸が明確になります。

商品コンセプト

ターゲットとペルソナが決まったら、どのようなチョコレートを作りたいのか商品コンセプトを決めましょう。

商品コンセプトとは、「誰に、どのような価値を届ける商品なのか」を言語化したものです。

商品コンセプトを考える際は、以下の項目を整理しておくと方向性が明確になります。

項目考える内容
ターゲット誰に向けた商品か30代女性、40代男性、健康志向の人
利用シーンいつ・どんな場面で食べるか自分へのご褒美、手土産、バレンタイン、仕事中のおやつ
商品の価値購入者にどのような魅力を伝えるか高級感、健康志向、素材のこだわり、限定感
価格帯いくらで販売する商品か手に取りやすい価格、高価格帯のギフト商品
見た目どのような印象にしたいか上品、かわいい、ナチュラル、華やか

また、他社商品との差別化ポイントもあわせて整理しておきましょう。カカオの産地や風味、形状、パッケージ、素材の組み合わせなどを具体的にしておくと、OEMメーカーに相談する際も要望を伝えやすくなります。

差別化ポイント例
  • カカオの産地や風味
  • 高カカオ・低糖質・プラントベースなどの訴求
  • ナッツ・ドライフルーツ・地域素材との組み合わせ
  • ギフト向けの高級感あるパッケージ
  • タブレット・トリュフ・個包装などの形状

製法

チョコレートOEMの製法は、大きく分けてBean to Bar、クーベルチュール加工、コーティング・エンロービングの3種類があります。ターゲットやペルソナ、商品コンセプトによって製法が異なります。

項目Bean to Barクーベルチュール加工コーティング
コスト高め低〜中低〜中
納期長めになりやすい比較的短い比較的短い
向いている商品プレミアムギフト・高価格帯商品バレンタイン・季節限定商品・販促品スナック・おつまみ・素材菓子

Bean to Bar

カカオ豆の選別・焙煎・粉砕・コンチング・テンパリング・成形までを一貫して行う製法です。産地やカカオ品種ごとの風味を活かした「シングルオリジン」商品を作れるのが最大の強みです。ただし工程が多いため、製造コストは他の製法の2〜3倍になることもあります。

クーベルチュール加工(既製チョコを使った成形)

市販のクーベルチュール(製菓用チョコレート)を溶かし、型に流して成形する製法です。Bean to Barと比べてコストを大幅に抑えられ、短納期で製造できます。トリュフ・ボンボンショコラ・タブレットなど形状の自由度も高く、ギフト商品やバレンタイン向け限定商品に適しています。

コーティング・エンロービング

ナッツ・ドライフルーツ・ビスケットなどの素材にチョコレートをコーティングする製法です。素材との組み合わせで商品バリエーションを広げやすく、スナック菓子やおつまみ系商品の企画に向いています。

Bean to Barは単価が高くても受け入れられるプレミアム市場、クーベルチュール加工はコストを抑えた量販向け商品に適しています。

チョコレートOEMの費用と依頼の流れ

チョコレートOEMの検討をすすめるうえで欠かせない、費用や依頼の流れについてみていきましょう。

チョコレートOEMに必要な費用とロットの目安

チョコレートOEMにかかる費用は、製法・原料グレード・パッケージ仕様によって大きく変わります。具体的な金額はメーカーに直接問い合わせましょう。

実際の見積もりは、以下のような項目で構成されるケースが一般的です。

項目内容
試作費試作品を作るための費用
レシピ開発費オリジナル配合を設計する場合に必要
製造費実際に商品を生産する費用
包材費パッケージやラベルの制作費
表示・検査費食品表示や成分検査にかかる費用
保管・配送費保管や配送にかかる費用

最低ロットは30~100kgとメーカーや製法によって開きがあります。リスクを考慮し、自分たちの商品開発に見合った数量を発注しましょう。

依頼の流れ

チョコレートOEMの一般的な流れは以下の通りです。全体で2〜4ヶ月が目安ですが、Bean to Barの場合はカカオ豆の調達で時間がかかることがあります。

  1. 相談・ヒアリング — 商品コンセプト・ターゲット・予算感を共有
  2. 試作 — カカオ配合・甘さ・食感の方向性を確認(2〜3回が一般的)
  3. 仕様確定 — 原料・形状・パッケージを決定
  4. 見積もり・契約 — ロット数・納期・単価を確定
  5. 本生産 — 品質検査を経て納品

チョコレートOEM開発のメーカー選定について

チョコレートOEMを成功させるには、自社が作りたい商品に合ったメーカーを選ぶことが重要です。

メーカーによって得意な製法や対応ロット、パッケージ対応の範囲が異なるため、依頼前に比較すべきポイントを整理しておきましょう。

1.自社の製品コンセプトに合う実績がある

過去の製造実績が自社のコンセプトに近いメーカーであれば、味や形状、包装仕様についても具体的な提案を受けやすくなります。

たとえば、ギフト向けの高級チョコレートを作りたい場合と、ナッツやドライフルーツを使ったスナック系商品を作りたい場合では、適した製法や設備が異なります。

Bean to Bar、クーベルチュール加工、コーティングなど、希望する製法に対応しているかも確認しましょう。

2. 小ロット対応しているか

いきなり大量生産すると、売れ残りや在庫リスクが大きくなるため、まずは少量で試作・テスト販売できるメーカーを選ぶと安心です。

ただし、小ロット対応が可能でも、製法やパッケージ仕様によって最低ロットが変わる場合があります。また小ロットの場合、単価が高くなる可能性があります。問い合わせ時には、試作ロット・本生産ロット・追加発注時のロットを確認しておきましょう。

3. パッケージ制作まで対応可能

特にOEMに初めて挑戦する場合は、製造だけでなくパッケージ制作まで相談できるメーカーを選びましょう。

チョコレートは、味だけでなく見た目やパッケージも購買につながりやすい商品です。特にギフト向けやバレンタイン向けの商品では、箱・個包装・ラベル・デザインの印象が商品の価値を左右します。

EC通販で販売する場合は、配送中の割れや溶けを防ぐ包装、店舗販売では陳列しやすい形状など、販路に合った提案ができるかも確認しておきましょう。

4. 衛生管理が徹底されている

食品を扱うチョコレートOEMでは、衛生管理体制も必ず確認したいポイントです。製造環境が整っていないと、品質トラブルや異物混入、賞味期限管理の不備につながる可能性があります。

工場の衛生管理体制、品質検査の有無、アレルゲン管理、温度管理、トレーサビリティなどを確認し、安心して任せられるメーカーを選びましょう。

特にチョコレートは温度変化の影響を受けやすいため、製造後の保管や配送方法まで相談できるかも大切です。


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よくある質問

Q: 小ロットでもチョコレートOEMは可能ですか?

可能です。クーベルチュール加工なら30kgから対応しているメーカーがあります。Bean to Barの場合は、まとまった数量が必要になることがありますが、メーカーにより異なるため問い合わせ時に確認してください。

Q: 夏場の配送はどうすればいいですか?

5〜9月はクール便での配送が必要です。送料よりも高くなるため、夏季限定で販売を休止するか、クール便送料を商品価格に織り込む設計が必要です。常温で溶けにくいチョコレート(焼きチョコなど)を夏季商品として企画する方法もあります。

Q: パッケージデザインも依頼できますか?

OEMメーカーによってはデザイン提携先を持っており、パッケージの企画・デザイン・印刷まで一括で依頼できます。自社でデザインを用意する場合は、印刷入稿データの形式をメーカーに事前確認してください。

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この記事を書いた人

食品OEM専門メディア「食品OEMの窓口」で、記事の企画・執筆を担当。
食品OEMの始め方やOEMメーカーの比較記事、メーカーへのインタビュー記事などを数多く手がけています。

専門性の高いテーマでも、はじめてOEMを検討する方が迷わず理解できるよう、具体的でわかりやすい表現を心がけています。

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