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食品OEMの費用とは?ジャンルごとの相場や価格を抑えるコツを紹介

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この記事の要約
食品OEMの費用相場として、初期費用・開発費・製造費・ランニングコストの4つに分類して解説しています。レトルトは初期80〜200万円・単価300〜600円、菓子類は初期30〜120万円・単価50〜200円、飲料は初期100〜300万円、冷凍食品は初期100〜250万円、調味料は初期50〜150万円等、ジャンル別の具体的数値とものづくり補助金や既存レシピ活用等のコスト削減5ポイントを提示しています。

自社ブランドの食品を作りたいけど、OEMを依頼すると一体いくらかかるの?

OEMを検討する際に、最初に懸念点となるのは、「費用」です。

結論から言えば、食品OEMの費用は商品ジャンルやロット数によって大きく変わります。

ただし、費用項目や費用を抑えるポイントには共通点があります。

この記事では、食品OEMにかかる費用の目安や費用を抑えるコツを解説します。

費用の全体像が分からず、商品開発に二の足を踏んでいます。

この記事を参考にして、食品OEMで発生する費用項目やジャンルごとの目安をおさえておきましょう。

ジャンル別のOEMメーカー

【アイスキャンディー】株式会社MAISHIN

  • 吉野本葛100%を使用したアイスキャンディー
  • 保存料・着色料不使用
  • フレーバー・サイズ・デザインまで自由にカスタマイズ可能

【鰹節・だし】京都鰹節株式会社

  • 厳選された削り節原料を取り扱い
  • お客様の要望に合わせたブレンド設計
  • 販売形態に応じた加工・包装に対応

【乾燥野菜】株式会社Agriture 

  • 持ち込み原料1kg~小ロット対応
  • カットサイズや加工温度など柔軟な加工
  • 多数の乾燥野菜・果物を業務用原料としてご提供
目次

ジャンルごとのOEM費用相場

商品ジャンルやロットによって費用感は大きく異なりますので、詳細は各メーカーに問い合わせをしましょう。

ただし、事前にジャンルごとの相場を確認することで、商品開発の推進可否を判断するのに役立ちます。

以下に、代表的なジャンルの相場をまとめました。

乾燥野菜のOEM費用相場

乾燥方法によりますが、熱風乾燥の場合は原料1kgあたり600〜1,500円程度が相場となります。

小ロット対応のOEMメーカーが多く、熱風乾燥で原料10kg~受け付けているところもあります。

ただし加工の難易度やロット数により、価格に差が出てきます。

メーカー問い合わせ時に希望の形態やロットなど詳細を伝えることで、実態に近い見積が出てきます。

飲料のOEM費用相場

製造したいジャンルや容器によって価格差はありますが、相場としては120円〜600円/本になります。

最小ロットは1,000本~対応するメーカーが多いですが、メーカーの規模や作りたい商品によって異なります。

コーヒーのOEM費用相場

ドリップバッグの場合、35~100円/包となります。ただし、自社オリジナルのブレンドを製造する場合、試作費用やパッケージ費用が発生します。

サプリメントのOEM費用相場

目安は100~150万円となります。原材料の品質や、剤形の種類、ロットが費用に影響を与えます。

ソフトカプセルやドリンクタイプなどの剤形を選択する場合や、高品質な原材料を使用するとコストが上がります。

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食品OEMで発生する費用項目

食品OEMの費用は、大きく以下の3つに分類できます。

ここではどのジャンルでも共通して発生する費用項目を解説します。

1. 初期費用(イニシャルコスト)

初期費用とは、食品OEMの商品企画や開発を始める段階で発生する費用です。商品設計や試作、検査、パッケージ制作など、製造を開始するための準備に必要な費用が含まれます。

費用項目内容
企画・相談費用商品のコンセプトやターゲット、形状、販売方法などをOEMメーカーと整理する際に発生する費用。
試作費用味や食感、色、香り、形状などを確認するために、サンプルを製造する費用。試作回数が増えたり、使用する原料や製法が複雑になったりすると、費用も増える傾向があります。

またメーカーや条件によっては、以下の項目が発生することがあります。

  • レシピ開発費:商品の配合や製造方法を設計し、量産できるレシピを作成するための費用。
  • パッケージデザイン費:商品の袋や箱、ラベルなどのデザインを制作するための費用。
  • 栄養成分分析費用:商品のエネルギーやたんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量などを分析するための費用。
  • 微生物検査・品質試験:一般生菌や大腸菌群などを検査し、商品の衛生面や安全性を確認するための費用。小売販売時は必須となる場合がある。
  • 賞味期限検査:一定期間保管した商品の品質や安全性を確認し、適切な賞味期限を設定するための費用。
  • 食品表示作成費用:原材料名やアレルゲン、栄養成分、保存方法など、パッケージに記載する表示内容を作成・確認するための費用。

2. 製造費(変動費)

製造費とは、商品を実際に生産する際に発生する費用です。原材料や加工方法、包装形態、製造数量などによって、商品1個あたりの費用が変動します。

費用項目内容
原材料費商品の製造に使用する食品原料や調味料、添加物などを仕入れるための費用。
加工・充填費原料の混合、加熱、冷却、成形、殺菌、容器への充填など、製造工程にかかる費用。
包装資材費袋、容器、ボトルなど、商品を包装するための資材にかかる費用。オリジナル資材を使用する場合は、版代や資材の最低発注数量も確認が必要です。
検品・品質管理費完成した商品の外観や重量、密封状態、異物混入の有無などを確認するための費用。

3. ランニングコスト

ランニングコストとは、商品を製造・販売し続ける中で継続的に発生する費用です。保管や配送、追加検査など、製造後の運用に必要な費用が含まれます。

費用項目内容
在庫保管費製造した商品や包装資材を倉庫で保管するための費用です。保管量や保管期間、常温・冷蔵・冷凍などの温度帯によって条件が異なります。
物流費完成した商品を倉庫や店舗、販売先、購入者へ配送するための費用です。配送先の地域や荷物の大きさ、重量、温度帯、出荷件数によって変動します。
品質管理・検査費継続生産する商品の品質や安全性を確認するために、製造ロットごとに行う検査費用です。商品の種類や販売先の基準によって、必要な検査内容が異なります。

食品OEMの費用に影響する4つの要素

食品OEMの費用は、製造する商品の種類だけでなく、ロット数や原材料、包装資材、加工方法などによって変わります。

食品開発の担当者

費用が上がる項目を知ることでコストを抑えたい

ここでは、費用に影響する要素を具体的に解説します。

ロット数

ロット数が多いほど原材料の仕入れや製造工程を効率化しやすく、1個あたりの単価を抑えられる傾向があります。

一方、小ロットでは製造設備の準備や洗浄、検品などの固定的な作業負担を少ない商品数で分担するため、1個あたりの費用が高くなりやすい点に注意が必要です。

在庫リスクを考慮しながら、適正なロット数で発注しましょう。

原材料費

使用する原材料の種類や品質、産地、配合量によって費用は変わります。国産原料やオーガニック原料、希少性の高い素材などを使用する場合は、一般的な原料よりも費用が高くなる傾向があります。

自社で原材料を調達してOEMメーカーへ持ち込むことで、費用を抑えられる場合もあります。ただし、持ち込み原料の受け入れ可否や最低数量、品質規格、保管方法などは、事前にメーカーへ確認しましょう。

包装資材

袋や容器、ボトル、ラベル、化粧箱などの包装資材も、食品OEMの費用に影響します。既製品の容器やラベルシールを使用する場合と、オリジナルの形状や印刷資材を制作する場合では、必要な費用が異なります。

加工費

加工費は、原料の混合や加熱、成形、殺菌、充填など、商品を製造する工程にかかる費用です。工程数が多い商品や、手作業が必要な商品、製造難易度の高い商品ほど費用が上がりやすくなります。

商品の形状に合わせて新しい金型を制作する場合は、その費用も必要です。OEMメーカーが保有する既存の金型や製造設備を活用できれば、新規の設備準備を減らし、費用を抑えられる可能性があります。

費用を抑える5つのポイント

限られた予算で食品OEMを成功させるには、以下のポイントを意識しましょう。

ポイント1: 既存レシピのカスタマイズから始める

OEMメーカーが持っている既存レシピをベースにアレンジすれば、開発費を大幅に削減できます。

最初の商品は既存レシピのカスタマイズで市場を検証し、反応が良ければオリジナル開発に踏み切るという段階的なアプローチがおすすめです。

ポイント2: パッケージをシンプルにする

パッケージの形状を特殊にしたり、特色印刷を使ったりすると費用が跳ね上がります。最初はシンプルな既製品の容器を活用し、売れ行きを見てからパッケージを改良していく方が賢明です。

ポイント3: 複数のOEMメーカーから見積を取る

同じ商品でも、メーカーによって得意分野が異なるため、費用に差が出ます。最低でも3社から見積を取り、価格だけでなく対応力や品質管理体制も含めて総合的に比較しましょう。

ポイント4: ロット数を慎重に設定する

ロットが大きいほど単価は下がりますが、売れ残りリスクが高まります。特に初回製造は、最小ロットまたはそれに近い数量で様子をみましょう。

メーカーを選定する際も事前に最小ロットを確認しておきましょう。

ポイント5: 補助金・助成金を活用する

中小企業向けの「ものづくり補助金」や各自治体の「新商品開発支援」など、食品OEMに利用できる補助金があります。

最新の情報は各補助金のHPをチェックしましょう。

見積を依頼する際にOEMメーカーへ伝える情報

見積を依頼するときには、以下の情報を整理してからOEMメーカーに相談しましょう。

見積を依頼する際にOEMメーカーへ伝える情報
  • 商品コンセプト: どんな商品を誰に売りたいのか
  • 希望する商品カテゴリ: レトルト、菓子、飲料など
  • 想定ロット数: 初回と年間の見込み数量
  • パッケージの希望: 形状、サイズ、印刷仕様
  • 販売チャネル: EC、小売店、卸売りなど
  • 目標小売価格: 逆算で原価の目安が見える
  • スケジュール: いつまでに販売開始したいか

これらが曖昧なまま相談すると、概算見積が出しにくくなり、状況によってはメーカーの対応が後回しになることがあります。

完璧に固まっていなくても、方向性が見えていればOEMメーカー側もアドバイスしやすくなります。

まとめ|費用を理解した上で戦略的にOEMを活用しよう

食品OEMの費用は「何を・どれだけ・どう作るか」で大きく変わります。

大切なのは、費用の内訳を理解した上で、自社の予算と販売計画に合ったプランを組むことです。最初から完璧な商品を目指すのではなく、小さく始めて市場の反応を見ながら改良を重ねていくアプローチが、結果的にコストパフォーマンスの高い商品開発につながります。

まずは気になるOEMメーカーに問い合わせて、具体的な見積をとりましょう。

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よくある質問

Q. 費用を抑えるにはどうすればいいですか?

OEMメーカーの既存レシピを活用する、パッケージをシンプルにする、複数社から見積を取る、補助金を活用するなどの方法があります。最初は小ロットで始めて市場を検証するのもおすすめです。

Q. 見積は無料でもらえますか?

多くのOEMメーカーでは、概算見積は無料で対応しています。ただし、詳細な試作や成分分析が必要になる段階では費用が発生するケースが多いです。まずは気軽に相談してみましょう。

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この記事を書いた人

食品OEM専門メディア「食品OEMの窓口」で、記事の企画・執筆を担当。
食品OEMの始め方やOEMメーカーの比較記事、メーカーへのインタビュー記事などを数多く手がけています。

専門性の高いテーマでも、はじめてOEMを検討する方が迷わず理解できるよう、具体的でわかりやすい表現を心がけています。

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