九州丸一食品株式会社
福岡県発の業務用明太子・ラーメンのOEMを手がける
九州丸一食品株式会社は、福岡市南区に本社と工場を置く水産・畜産・農産加工品のメーカーである。1971年(昭和46年)7月3日に東京丸一商事株式会社を大株主として資本金500万円で「九州日糧株式会社」として設立され、水・畜・農産物類の加工と販売を目的に操業を開始した。株主名義はその後、加商株式会社、豊田通商株式会社と移り、平成18年(2006年)に豊田通商が保有する同社株を円満合意のうえ同社が全て譲り受けている。1981年に創業10周年を機に現社名へ変更している。創業以来、九州内の駅・空港・高速道路サービスエリアで博多の土産品として販売してきたほか、商事部門では世界各国からの食材の生産・買付と日本各地への供給を行っている。
会社概要
| 会社名 | 九州丸一食品株式会社 |
| 本社 | 〒815-0031 福岡県福岡市南区清水4丁目8番8号(TEL 092-511-8051/FAX 092-511-8056) |
| 設立 | 昭和46年(1971年)7月3日 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 代表取締役社長 | 中島 晋一 |
| 従業員 | 59名 |
| 会社目的 | 水産物・畜産物・農産物・冷凍製品類の加工並びに販売業務/水・畜・農・一般食品類の輸出並びに販売業務 |
| 役員 | 代表取締役社長 中島 晋一/代表取締役専務 西 昭雄/常務取締役兼製造部長 藤野 宏一/常務取締役兼営業二部統括部長 江口 啓介/非常勤監査役 江口 美紀 |
| 主要取引先 | 仕入先 約150社(豊田通商、豊通食料、マルハニチロ、福岡魚市場ほか)/販売先 約300社(ジェイアールサービスネット福岡、JR九州リテール、郵便局物販サービス、福岡国際空港、ANA FESTA、JALUX、伊藤忠食品、阪急阪神百貨店ほか) |
| 問い合わせ | 0120-25-3901(月〜金 9:00〜17:00) |
| 決算期 | 毎年4月30日 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(定休日:土日祝) |
| 公式サイト | https://www.k-maruichi.co.jp |
工場と製造品目
| 第一工場 | 〒815-0031 福岡県福岡市南区清水2丁目15番3号(TEL 092-511-8705)。昭和46年建築。海月の製造、ラー油明太子の製造、ラーメンのセットアップを担ってきた |
| 第二工場 | 〒815-0031 福岡県福岡市南区清水4丁目5番26号(TEL 092-511-9401)。平成7年に辛子明太子専用工場として稼働。卵から製品まで、明太子調味液も含めて自社で一貫製造 |
| 博多駅事務所 | 〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 |
| 小倉駅事務所 | 〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野1丁目1-2 |
第一工場の建て替えで増える対応領域
同社は、時代の変化と設備の老朽化に伴い第一工場の建て直しを決定したと公表している。新第一工場では従来の製造を継続しつつ、新設備として最新の「熱水流式調理殺菌装置」を導入し、レトルト食品や真空包装調理食品などこれまでにない製品づくりが可能になるとしている。既存の主力製品に加えてレトルト食品や真空包装食品といった新分野への進出により事業拡大を目指す方針で、令和7年11月末の竣工を予定しており、2026年に第一工場の新設が完了して稼働が開始するとしている。同社は2026年に創業55周年を迎えるとしている。
製品の開発経緯
| 辛子明太子 | 1971年の創業以来、創業当時の味をもとに改良を重ねてきたとしている |
| めんたい博多漬け | 平成25年、北海道の松前漬けを参考にして製造を開始 |
| 減塩辛子明太子 | 平成29年、東京海洋大学食品加工学の大迫一史教授らの協力のもと、同社比で塩分35%カットの商品を開発 |
| できたて生めんたいこ | 令和元年、一度も冷凍せず工場から冷蔵で直送する完全受注生産の「できたて生めんたいこ 博多おいち」を開発・販売開始 |
沿革
| 昭和46年(1971年) | 東京丸一商事株式会社を大株主として資本金500万円で「九州日糧株式会社」を設立 |
| 昭和52年(1977年) | 資本金を1,000万円に増額。明太子・珍味など商品の幅を広げ、商事部門として輸入品の販売も開始 |
| 昭和56年(1981年) | 創業10周年を記念し、社名を「九州丸一食品株式会社」に変更 |
| 平成5年(1993年) | 資本金を2,000万円に増額。東京丸一商事および関係会社9社と商事部門を強化 |
| 平成7年(1995年) | 福岡市南区清水4丁目に第二工場を建設。辛子明太子専用工場として稼働 |
| 平成11年(1999年) | 新本社ビルを建設。旧本社工場を「第一工場」と改称し、辛子明太子以外の加工製品の専用工場に |
| 平成13年(2001年) | 「無添加辛子明太子」を開発、販売を開始 |
| 平成18年(2006年) | 豊田通商が保有する同社発行株を全て譲り受ける |
| 令和3年(2021年) | 創業50周年 |
| 令和7年(2025年) | めんたい博多漬けを「元祖めんたい博多漬け“博宝”」にリニューアルし販売開始 |
品質管理については、社員・スタッフに対して食品にまつわる情報やHACCPの重要性、衛生管理の考え方を品質管理スタッフから発信していると説明している。加えて、食品衛生の7s(整理・整頓・清掃・清浄・殺菌・躾・清潔)の徹底を掲げている。辛子明太子については、長年の研究から生み出した最適な漬け込み時間を96時間とし、長崎産の塩角の少ない天然塩を使用していると説明している。資材面では、木材の代替として知られる「ヨシ」を使った環境配慮材やFSC認証紙を採用している。
プライベートブランドと共同開発
同社は、主力商品の辛子明太子をはじめ、ラー油明太子、ラーメン、黄金鶏皮揚げなどについて、多数の企業からの依頼でプライベートブランドを製造していると公表している。企業との共同開発による商品づくりにも取り組んでおり、共同開発の事例として株式会社トランドールとの「祇園山笠明太子フランス」を挙げている。受託の可否と実績品目は公表されているが、最低ロット、納期、費用は公表されていない。
主要取扱品目
| 加工製造品 | 辛子明太子・料理用明太子および加工品/その他珍味各種、くらげおよび加工品/博多ラーメン・長浜ラーメン・長崎ちゃんぽん |
| 水産物 | 冷凍海老、冷凍魚介類、魚卵類、カニ類 |
| 冷凍食品 | 冷凍野菜、冷凍加工商品、冷凍果物 |
| 輸出入 | 冷凍水産物、冷凍食品類、萌原料 |
販路は博多駅・福岡空港をはじめとする九州圏内の各駅・空港・高速道路の土産市場が主軸だが、全国の郵便局でカタログ販売される頒布会・お中元・お歳暮商品として20年以上継続して採用されているとしている。また、輸入した食材を量販店や飲食店へ提供する卸売業も営んでいる。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、九州丸一食品株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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