サンキョーヒカリ株式会社
愛知県発の小ロット対応のゼリー・ドレッシングのOEMを手がける
サンキョーヒカリ株式会社は、愛知県名古屋市中村区に本社と本社工場を置く業務用液体調味料メーカーである。1937年にソース製造販売業を開始し、1950年に黒田食品工業株式会社として法人化、1977年に現社名へ改称した。事業内容はウスターソース、各種たれ、ドレッシング、シロップ、フルーツソース、ゼリーなどの企画・製造販売で、ソース・たれ・ドレッシングを中心とした液体調味料のOEM・PB開発と、小袋・ポーションカップ・スタンドパウチなどへの容器充填を手がける。
会社概要
| 会社名 | サンキョーヒカリ株式会社 |
| 本社・本社工場 | 〒453-0853 愛知県名古屋市中村区牛田通2-5(TEL 052-481-5341) |
| 設立 | 昭和25年(1950年) |
| 代表取締役 | 黒田 航平 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員数 | 100名(2025年4月) |
| 事業内容 | ウスターソース、各種たれ、ドレッシング、シロップ、フルーツソース、ゼリーなどの企画・製造販売 |
| 関連企業 | 株式会社アイカン |
| 公式サイト | https://sankyohikari.co.jp |
拠点と工場
| 本社/本社工場 | 〒453-0853 名古屋市中村区牛田通2-5(製造所固有記号:S) |
| 東工場 | 〒453-0852 名古屋市中村区角割町4-8-1(製造所固有記号:E) |
| 岐阜工場 | 〒509-0108 岐阜県各務原市須衛町3-339(製造所固有記号:G) |
| 関東支社 | 〒271-0077 千葉県松戸市根本426-1 |
| サンキョーヒカリLAB | 〒453-0852 名古屋市中村区角割町4-7-1(研究開発室。2025年新設) |
沿革
| 1937年 | ソース製造販売業を開始 |
| 1950年 | 法人化。黒田食品工業株式会社を設立 |
| 1953年 | 現住所に新工場を建設し、本社も移転 |
| 1975年 | JAS認定工場に指定 |
| 1977年 | サンキョーヒカリ株式会社に改称 |
| 1989年 | 関東営業所(現在の関東支社)を開設 |
| 2004年 | 九州地区にアジオン株式会社を設立。岐阜工場が竣工 |
| 2007年 | 東工場が稼働開始 |
| 2011年 | 株式会社アイカンを関連会社化 |
| 2025年 | 黒田康正が代表取締役を退任して会長に就任、黒田航平が代表取締役に就任。サンキョーヒカリLAB(研究開発室)を新設 |
OEMの最小ロットと費用
同社は、工場ごとの最小ロットを公式サイトのよくある質問で明示している。包装形態や原料事情によって対応可能なロットは異なるとしている。
| 本社工場製造 | 150kgから |
| 岐阜工場製造 | 打ち合わせにより200kg程度から |
| 費用の目安 | 自社コラムの見出しで「小ロット150kg・15万円前後」と示している |
| 試作費用 | 実際に製品の製造を行うまでは基本的に費用は不要。テスト製造、特殊な原料の使用、試作量が多い場合は別途請求の場合がある |
| 対応不可 | スパイスの粉末など粉体は対応していないと明記 |
| レシピ持ち込み | 可能。レシピとサンプルがあれば開発期間を短縮できる。レシピがない場合も対応。ただし工場での製造となるため、持ち込みレシピ通りの原料・調理法で製造できない可能性があると注記 |
| 原料指定 | 指定の原材料(野菜・果物・調味料など)をもとにドレッシングやソースに商品化した実績があるとしている。原料を支給する場合は同社指定の原料規格書の提出が必要 |
| 表示のサポート | 原材料表示の作成など関連法令に関するサポートに対応。一般小売商品の場合はラベル作成も支援 |
| 在庫保管 | 保管費用が発生するが対応可能。遅くとも賞味期限までの引き取りを求めている |
| リピート生産 | 対応。最終製造から1年が経過した商品は終売としている |
賞味期限と品質管理
同社はJFS-B規格の適合証明を受けた工場で製造しており、一般的な液体調味料では賞味期限180日以上の製品も多いとしている(自社コラムでは「JFS-B認証を取得した工場」という表記もある)。別の記述では、生産している一般的な液体調味料の賞味期限は120日以上の製品がほとんどだとも説明している。賞味期限の設定については、消費者庁の「食品期限表示の設定のためのガイドライン」に触れたうえで、微生物試験による菌の増殖確認、理化学試験による色・粘度・酸度などの品質確認、官能検査による風味の評価を実施して設定するのが一般的だと解説している。
開発期間について、同社はよくある質問で、自社NB品のサンプル提出は3日程度、PB商品の試作は最短5営業日〜2週間程度としている。目指す味のキーサンプルとレシピをもとに約2週間で試作し、正確な見積書はサンプル試作後の提出になると案内している。別のコラムでは、試作・味の調整に最短でも1週間程度、工場での製造ライン落とし込みに約1週間という記述もある。加えて、オリジナルフィルムの作成はデザイン決定後に1か月以上かかる場合があるとして、希望発売日の数か月前など余裕を持ったスケジュールでの相談を勧めている。
充填できる容器と条件
| 液体調味料・液体飲料 | 液体調味料と濃縮タイプの液体飲料はすべての容器に充填可能 |
| ゼリー | 小袋とポーションカップへの充填に限られる |
| 瓶詰め・ペットボトル詰め | 150ml〜1.8Lまで対応。中身によっては冷蔵になったり充填できない場合もある |
| キャップ付スタンドパック | Lサイズ、Mサイズ、XSサイズから希望容量に合わせて製造 |
| リパック | 各種液体調味料に対応。油などを除き基本的に加熱を行う |
| 油・蜂蜜 | 小袋、ポーションカップでの充填経験あり。油は加熱しないが、蜂蜜は充填のため事前に適温で加熱 |
| 容器の選定 | 用途や具材の有無を考慮して最適な容器を提案するとしている |
健康食品の受託
健康食品については、自社で企画するのではなく顧客の企画を具現化することが多いとしたうえで、指定原料や支給原料を配合したドリンクやスティックゼリーの開発・製造を行っていると説明している。充填容器はポーションカップとスティックタイプ小袋が多く、薄型の梱包容器で配送費用を抑える場合はスティックタイプが選ばれることが多いという。試作は少量であれば無料だが、頻度や数量によっては有料となり、大量のサンプルは工場を動かすテスト製造となるため有料になる。成分の定量については専用の検査施設がないため外部の分析センターに発注する形で、費用は顧客負担となる。
充填設備と導入事例
同社は小袋、ポーションカップ、スタンドパウチをはじめとした充填容量のバリエーションを自社の特徴として挙げており、多様な充填設備と製造ラインを備えるとしている。OEM・PB開発に加えて、既存製品の容器を詰め替えるリパック・充填の受託にも対応する。導入事例として、飲食店のフランチャイズ展開に向けて秘伝のたれを工場生産で再現し、各店舗で扱いやすい量・形状のスタンドパウチに充填した案件や、店舗ごとの味のばらつきを解消するために本店の味を再現したスープをOEM生産した案件を公開している。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、サンキョーヒカリ株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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