四国医療サービス株式会社
愛媛県発のアレルゲン配慮の介護食・惣菜のOEMを手がける
四国医療サービス株式会社は、愛媛県松山市に本社を置き、リネンサプライ・福祉用具・食の3事業を柱とする企業である。1962年(昭和37年)12月に「愛媛基準寝具」として松山市で創業し、1967年(昭和42年)4月に高知基準寝具を合併して現在の社名となった。医療用寝具のリースや白衣リース、入院セット、滅菌、ホテルリネンサプライ、福祉用具のレンタル・販売に加えて、病院・施設給食の受託と食品の製造販売を行っている。愛媛県中予地区ではサーティワンアイスクリームのフランチャイズ事業も手がける。
食品のOEMを担うのは、1995年に設立された「シンセイフード事業部」である。同事業部は治療食・カロリーコントロール食を中心に、老人福祉施設、病院、ホテル、料亭、スーパーなどへ商品を供給する食品製造メーカーとして位置づけられている。事業部は給食受託サービス、在宅配食サービス、食品製造販売、その他事業(飲食店経営、FC店舗経営、通販事業など)の4区分を掲げており、このうち食品製造販売事業が、長期保存が可能なロングライフ食品の製造と顧客の要望に応じたOEM開発を担当する。企画・開発から製造、品質管理までを一貫して手がける体制を公表している。
会社概要
| 会社名 | 四国医療サービス株式会社 |
| 本社所在地 | 〒791-8016 愛媛県松山市久万ノ台1195番地 |
| 電話番号 | 089-911-1006 |
| 代表者 | 代表取締役社長 𠮷永 英人 |
| 創業 | 1962年(昭和37年)12月 愛媛基準寝具として松山市で創業 |
| 資本金 | 1千万円 |
| 事業領域 | リネンサプライ事業部/福祉事業部/シンセイフード事業部(給食・食品部門)ほか |
| 公式サイト | https://shikoku-ms.jp |
食品事業の沿革
同社は医療周辺サービスから出発し、給食・食品へと事業領域を広げてきた。公表されている沿革のうち、食品・衛生に関わる項目は以下のとおり。
| 1962年 | 愛媛県松山市に「松山本社」設立 |
| 1965年 | 高知県高知市に「高知本社」設立 |
| 1995年 | シンセイフード事業部(給食・食品部門)設立 |
| 1996年 | 財団法人医療関連サービス振興会「患者給食」サービスマーク認定 |
| 2001年 | (社)日本惣菜協会高度化(HACCP)計画認定工場完成 |
| 2004年 | 高知工場 ISO9001取得 |
| 2006年 | (社)日本給食サービス協会入会 |
| 2011年 | 愛媛工場 ISO14001取得 |
| 2017年 | 2017年度 食品産業新聞社主催「第47回食品産業技術功労賞」受賞 |
| 2022年 | (一社)日本惣菜協会 惣菜製造管理(JmHACCP)認定取得 |
| 2026年 | シンセイフード事業部 本社工場を落成 |
本社工場の生産能力
2026年に落成したシンセイフード事業部の本社工場について、同社は最新鋭の調理機器の導入と包装ラインの増設によって自動化を進め、生産能力が従来の1日6,000食から18,000食へと3倍に向上したと公表している。あわせて事業継続計画(BCP)を策定し、非常時にも稼働を維持できるよう各所に対策を施したとしている。2026年8月には小学生向けの職業体験イベント「ジョブキッズえひめ2026」を本社および新工場で開催し、白衣・帽子を着用した工場見学とカレーのパッキング作業体験、できたての「ジョブキッズカレー」の試食が行われた。
衛生管理の体制
同社は工場の衛生管理について、以下の項目を公表している。病院・福祉施設向けの食事提供を本業としてきた経緯から、区域区分と記録管理に重点を置いた構成になっている。
| ゾーニング | 作業区域と一般区域を床の色を変えて区分。清潔度に応じて清潔区域・準衛生区域・汚染区域に分ける |
| 温度管理 | 製造関係各フロアの室温を測定・記録。冷蔵庫・冷凍庫はSECOMにより24時間体制で温度管理し、異常時に即応 |
| 動線 | 入庫から製品出荷まで物の流れをワンウェイトラフィックで構成 |
| トレーサビリティ | 生産管理システムにより、納品食材・製造ライン・製造時刻・出荷を後追いできる仕組みを構築 |
| 品質管理室 | 自社検査室を保有し、大腸菌・一般生菌・ブドウ球菌・糖度・pH・塩分などの検査に常時対応 |
| 従業員管理 | 月1回、全工場従業員を対象に抜き打ちの手指検査を実施。調理器具の菌検査も定期実施 |
| 教育 | 月1回の衛生講習会と衛生ビデオ視聴を実施し、終了後の筆記提出で理解度を確認 |
OEMで相談できる範囲
OEMを扱うのは食品製造販売事業で、長期保存が可能なロングライフ食品の製造と、顧客のニーズに応じた開発を受託対象としている。企画・開発から製造、品質管理まで一貫してサポートするとしている。給食受託については元ホテル料理長と管理栄養士の監修を掲げ、在宅配食サービスでは管理栄養士が献立を作成している。最低ロットや価格帯、対応できる包装形態の詳細は公表されていない。
シンセイフード事業部が掲げる3つの課題解決
同事業部は、医療・福祉の経営と運営を両面から支える立場から、食事提供に関する課題として「食の安心安全と非常時対応の追求」「労働力不足を補う」「コスト削減」の3点を挙げ、これらを解決・対策する仕組みを提供するとしている。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、四国医療サービス株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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