株式会社メセナ食彩センター
株式会社メセナ食彩センターは、鹿児島県曽於市でゆずの搾汁とゆず加工品の製造販売を行う会社である。曽於市、株式会社ナンチク、および生産者の共同出資による第3セクターとして平成9年(1997年)7月7日に設立され、同年11月4日に創業した。地域の特産品である和牛、黒豚、野菜、ゆず等の農畜産物の付加価値を高め、これらを素材にした加工製品を開発する目的で設立された農畜産物加工処理施設「メセナ食彩センター」を運営しており、現在はゆずの搾汁およびゆず製品の製造を行っている。自社ブランドは「柚子彩(ゆずいろ)」。
会社概要
| 会社名 | 株式会社メセナ食彩センター |
| 設立 | 平成9(1997)年7月7日 |
| 創業 | 平成9(1997)年11月4日 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 出資比率 | 曽於市62%/株式会社ナンチク33%/生産団体5% |
| 役員 | 代表取締役会長 竹田 正博/代表取締役社長 南 喜一 |
| 従業員数 | 17名 |
| 本社 | 鹿児島県曽於市末吉町二之方371-3 TEL 0986-76-7468(平日8:30〜17:30)/FAX 0986-76-7494 |
| 工場 | 曽於市ゆず搾汁センター/鹿児島県曽於市末吉町二之方5792 |
| 業務内容 | ゆず搾汁、ゆず製品・農畜産物加工品の製造販売 |
| 製造品目 | ゆず加工品他 |
| 主要取引先 | 株式会社ナンチク、道の駅(メセナ末吉ほか)、Aコープ、株式会社財宝、アピ株式会社、株式会社山形屋ほか |
| 企業理念 | 柚子の加工・販売を通じて、企業価値を高め地域農業の振興をはかる |
社名の「メセナ」は、ローマ時代に学問や芸術などの文化を擁護した閣僚メセナスに由来するフランス語で、文化を創り、育て、助けることを意味すると説明している。
搾汁の設備と工程
| 搾汁ライン | 平成4年に1ラインを整備。平成11年に1ライン増設して計2ラインとなり日量11tの処理能力に。平成19年の新搾汁施設で3ライン、平成29年にさらに1ライン増設。令和6年には4ライン増設に伴いプレート式殺菌冷却装置を導入 |
| 収穫・搾汁の時期 | 青ゆずは9月頃、黄ゆずは10月〜12月頃 |
| 工程 | 手作業での選別(目視でサイズを判定)→洗浄→果汁を絞る→下から衝撃を与えて油分と分離→攪拌→タンクに入れて計量→出荷 |
| 香りの扱い | ゆず果汁に含まれる香りの強い油分「リモネン」について、油分をすべて取り除く工場もあるなかで、同社はリモネンを含むうまみ成分を残して搾汁しているとしている |
| 原料の利用 | 果汁を絞った後のゆずの皮も加工に使用。皮は蜜漬けにしてゼリーに、風味を生かしてドレッシングやしゃぶたれ、ゆず胡椒などにする。現在はオイルを取るための再利用も進めており、メーカーなどへ皮を出荷し、抽出したオイルがスキンケア用品に使われている。ゆずの種を乾燥させた「ゆず化粧水の素」も販売している |
ゆず果汁は県内外の料亭やホテルなどにも出荷されている。柚子彩商品の取り扱い実績として、県内外のホテル・飲食店・販売店、鹿児島県内企業(菓子、茶、酒造、黒酢、漬物、食肉、飲料など)、小中学校などを挙げている。受託開発については、もともとある加工技術を活かし、他社から依頼を受けてゆず以外の柑橘類の果汁を使った商品を開発することもあると説明している。最低ロットや価格などの条件は公開されていないため、個別の問い合わせが前提になる。オンラインショップの商品カテゴリーはドリンク、ドレッシング、たれつゆ、薬味、味噌・ジャム、お菓子に分かれ、果汁100%の「ゆずしぼり」やゆず黒酢、ゆずジャム、焼き肉のたれゆず風味、ゆずぽん酢・ゆずおろしぽん酢などを扱う。
品質管理
2020年12月に本社工場・搾汁施設で食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO22000」を認証取得した。同社は、本社工場に加えて搾汁施設でもISOを取得している工場は全国ではほとんどないとし、ISO取得により曽於のゆず商品を海外へも発信できるようになったとしている。工場では消毒、衣服へのローラーかけ、エアシャワーを毎日行い、機械は分解して清掃する。社内に安全対策チームを置き、月に一度会議を開いていると説明している。食品安全方針は2019年10月31日制定。
「柚子彩」の主な商品
| ゆず吉くん | 350ml×6本。ゆず果汁をハチミツとグラニュー糖、クリアウォーターで仕上げたジュース。無添加・無着色・無香料。6本・24本セットのほか、こしき海洋深層水の塩を使ったスポーツタイプもある |
| ゆずドリンク(希釈タイプ) | 500ml。5倍に薄めて使用し、1本で約2.5〜4リットル分になる |
| プレミアムはちみつゆず | 375ml。アカシアはちみつとゆず果汁で作ったもの |
| 青ゆずこしょう/赤ゆずこしょう | 各50g。霧島盆地のとうがらしの余分な水分を取り除き、ゆずは香りの最も多い表皮だけを使って減塩で手作り。手作りのため大量生産できないとしている |
| ゆずノンオイルドレッシング | 190ml。ゆずの果汁と果皮を使用。着色料、保存料を一切使用していない。九州・山口道の駅ドレッシング選手権1位 |
| ゆずごまドレッシング | 190ml |
| ゆずゼリー | 75g×5個入り(スプーン付き)。ゆず皮入り。8個入り・10個入り・18個入りのほか、こしき海洋深層水の塩を使った塩味もある |
| ゆずせんべい | 2枚×12袋。魚介の旨味に隠し味としてゆず胡椒を加えたもの |
| ゆずしゃぶしゃぶたれ | 250g。醤油ベース |
沿革
| 昭和57年 | 役場新庁舎落成記念樹として町内全戸に苗木を1本ずつ配布 |
| 平成元年 | 末吉町ユズ栽培同好会を設立 |
| 平成2年 | ゆず二次加工施設を整備(県単むらづくり事業、事業費24,671,868円) |
| 平成4年 | ゆず一次加工施設(搾汁機械1ライン等)を整備(農用地有効利用モデル集落整備事業、事業費39,485,583円) |
| 平成8年 | 農業構造改善事業により事業費約3億7千万円で農畜産物加工施設を整備(現在のメセナ食彩センター) |
| 平成9年 | 第3セクター 株式会社メセナ食彩センターを設立 |
| 平成11年 | 搾汁機械を1ライン増設し計2ラインに。日量11tの処理能力となる |
| 平成19年 | 新搾汁施設を設置(搾汁機3ライン)。曽於市搾汁センターの指定管理者として指定される |
| 平成25年 | ゆず搾汁液貯蔵施設を整備(平成24年度地域農業経営構造確立支援事業) |
| 平成29年 | 搾汁機1ラインを増設 |
| 令和2年 | ISO22000を認証取得 |
| 令和4年 | 「柚子彩」を商標登録 |
| 令和6年 | 食品関連製造業カイゼン活動取組優秀社として鹿児島県より表彰。ゆずノンオイルドレッシングが第2回ドレッシング選手権「地域の味ベスト賞」とジャパンフードセレクショングランプリを受賞。搾汁センターの搾汁機4ライン増設に伴いプレート式殺菌冷却装置を導入 |
曽於市のゆず栽培は、昭和57年に役場の新庁舎落成記念樹として町内全戸に苗木を1本ずつ配布したことに始まる。高齢者の生きがいづくりとして始まった経緯があり、平成23年には面積約93ha、会員数436名となったことから当面の面積拡大を凍結することが申し合わされた。同社は曽於市を「柚子町そお」と呼び、九州一のゆずの生産量をほこる産地だと紹介している。別の箇所では「九州でも有数の柚子産地」とも記している。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、株式会社メセナ食彩センターの公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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