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有限会社堀内製油

熊本2026.09.26 更新

熊本県発の小ロット対応のごま油・食用油のOEMを手がける

有限会社堀内製油は、熊本県八代郡氷川町で食用油を製造する製油会社である。終戦後、初代の堀内義信氏が近隣の農家の菜種を搾る製油業として開業した。義信氏は戦時中に中島飛行機の設計技師を務めており、終戦後に帰熊して設計技師として培った技術を生かし、機械を集めて圧搾製法を確立したという経緯が公開されている。現在はなたね油をはじめ、ごま油、えごま油、つばき油を製造販売しており、同社は「一滴・一滴・油一筋70年 堀内三代の歴史」と記している。

目次

会社概要

会社名有限会社 堀内製油
所在地〒869-4803 熊本県八代郡氷川町吉本94
連絡先TEL 0964-43-0221(受付時間 9:00〜18:00)/FAX 0964-43-4221(24時間受付)
取扱品目なたね油、ごま油、えごま油、つばき油
公式サイトhttps://horiuchiseiyu.com

圧搾法と抽出法の違い

同社は創業以来「古式圧搾製法」と「一番搾り」を守っているとしている。油の搾り方には大きく抽出法と圧搾法があり、抽出法はヘキサンという溶剤をかけて原料から油を取り出す方法で、取れた油は黒く臭いも強いため脱色・脱臭を行う。効率よく搾れるため市場では安価に流通すると説明している。一方の圧搾法は原料に圧力をかけて搾るため手間と時間がかかり、抽出法に比べて採れる油の量も少なくなるが、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため原料本来の風味が残るとしている。同社は、自社の油はすべて圧力しぼりで、原料を一度だけ搾った「一番油」だとしている。

製造工程

焙煎厳選した原料を煎り釜で焙煎。使う原料やその日の天候で温度を微調整
圧搾圧搾機で原料を1回だけ搾油。70年間変わらない一番搾り
温水洗い搾油した原油に温水を加え、水より比重の軽い油から不純物を沈殿させて取り除く
ろ過和紙製のフィルターに通してろ過。ここまでで約1週間かけて一番搾り油が完成
充填製品タンクに移し、瓶に充填。ペットボトルの要望が多いものの、空気に触れない瓶・缶の容器を使用。1本ずつ目視で確認
ラベル貼り先代から受け継いだ貼り台を使い、1枚ずつ手作業で貼付。箱詰めまでに複数人で検品

原料の栽培体制

二代目の堀内克矢氏の代に、栽培・製造・販売の一本化を目指して農業生産法人を立ち上げ、菜種、ごま、つばき、えごまの作付けを始めた。輸入食品をめぐる事件を受けて、自分たちが納得できる原料を使いたいという考えが背景にあると説明している。農家の高齢化で増え続ける耕作放棄地を利用して作付面積を拡大しているという。

なたね温暖地向け品種の「ななしきぶ」という無エルシン酸(エルカ酸)なたねを使用。農薬を使わず、自社で搾った一番搾りの油粕を肥料に栽培
ごま国産ごまの自給率は0.01%しかないとしたうえで、農薬を使わずに栽培。収穫時期には1m以上に成長する
えごま熊本県南部の球磨地方にある山江村えごま生産組合に栽培を委託。組合長の中村氏のモットーは「百笑」で、農薬を使わずに育てているとしている。えごまブーム以前からの取引で、熊本県内でのえごま栽培の先駆者だと紹介している(沿革では二代目の代に自社の農業生産法人でえごまも作付したとの記述もある)
つばきみかん畑の廃園を切り開いた段々畑に約200本を植樹。無農薬栽培で有機JAS認証を取得。収穫後はすべて化粧用オイル「organic TSUBAKI」になる

商品ラインアップ

なたね油地あぶら
ごま油ダブル焙煎自家製金ごまオイル、金ごま油、ダブル焙煎浅煎り/深煎り金ごまオイル、ピリ辛金ごま油、自家製炒り金ごま
えごま熊本県産えごま油、飲むえごまカプセル
つばきつばき油、organic TSUBAKI oil
調味油焦がしにんにく 黒マー油、焦がしにんにく 赤マー油
その他季節限定油、ミニまるほ

三代目の堀内貴志氏は、売上のほとんどが卸売だったことから直接顧客に届けたいと考え、全国各地の物産展に出店するとともにネットショップ「堀内油屋」を開設したと説明している。顧客向けに「あぶらやたより」で情報発信も行っている。

公式サイトにはOEM・受託搾油の受付条件や最低ロット、価格帯の記載が見当たらない。なお2026年1月20日付でえごま油の原料産地に関する案内、2025年12月6日付で2025年産の自社農場産金ごまに関する案内が掲出されている。

掲載情報について

このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、有限会社堀内製油の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。

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企業情報

会社名有限会社堀内製油
所在地熊本
概要有限会社堀内製油は、熊本県氷川町に拠点を置き、創業昭和22年より植物油の製造に携わっています。
分野一次加工品(下処理済み) / 加工食品・素材系 / 調味・副菜
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この記事を書いた人

小島怜のアバター 小島怜 株式会社Agriture

株式会社Agriture CEO/食品OEMコンシェルジュ 乾燥野菜やドライフルーツを中心とした受託加工・OEM事業を手がける株式会社AgritureのCEO。京都府内の農家と連携し、規格外野菜の活用や6次産業化支援を通じて、「持続可能な食の流通」を追求している。製造現場での豊富な実体験を活かし、商品企画から試作、小ロット対応、パッケージ設計、販路開拓支援まで、OEMを検討するすべての事業者に伴走するサポートを提供。

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