豊味食品株式会社は、京都府城陽市で調味料と食品添加物を製造・販売するメーカーである。1969年(昭和44年)10月に資本金800万円で設立された。たれ・つゆ・ソース・ドレッシング・スープの素といった液体調味料と粉体調味料を扱い、OEMの受託製造を事業の柱としている。主要株主に三菱商事ライフサイエンス株式会社と大和商工株式会社が名を連ねる。自社ブランドとしては豆腐料理向けのつゆを中心とした「京南禅」シリーズを展開している。
目次
会社概要
| 社名 | 豊味食品株式会社(Houmi Corporation) |
| 代表取締役社長 | 田中 敬久 |
| 設立 | 1969年(昭和44年)10月 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 事業内容 | 調味料、食品添加物の製造販売 |
| 売上高 | 4,716百万円(2022年9月) |
| 従業員 | 145名(2023年9月) |
| 決算期 | 9月 |
| 所在地 | 京都府城陽市久世荒内183-1 TEL 0774-53-0205(代)/FAX 0774-55-1083 |
| 主要製品 | 液体製品(小袋、ビン、ペットボトル、大型容器)/粉体製品(500g〜20kg袋詰め)/その他(最終商品までのセット加工) |
| 主要株主 | 三菱商事ライフサイエンス株式会社、大和商工株式会社、他 個人株主 |
| 関連会社 | 三菱商事ライフサイエンス株式会社、大和商工株式会社、株式会社サンフーズジャパン |
| 取引銀行 | みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、農林中央金庫、京都銀行、滋賀銀行、南都銀行 |
受託の形態と生産技術上の条件
| 製品開発 | 具体的なアイディアがない状態でも「味づくり(処方設計)」から対応可能 |
| 製造委託 | 顧客の設計品を自社製造ラインへ「工程設計」する |
| リパック | 充填液をコンテナ等で納入してもらい、「充填作業」のみの受託も可能 |
| 2液充填 | 分離液状ドレッシングなど。オイルの増量にも対応 |
| 具材入り | 小袋は10mm角の具材まで、ボトルは5mm角の具材まで可能 |
| 高粘度 | 小袋は実績値12,000CP、ボトルは実績値5,000CP |
| 最終セットアップ加工 | 充填した小袋を数袋まとめて販売パッケージ袋へセットアップし、最終製品まで仕上げる |
| 原料の調達 | 指定原料を同社の購買で購入することが可能 |
| 難条件への対応 | 油分の多い製品、においの強い製品、抽出オイルなどの製造も受け付けるとしている |
同社は、発注側の自社工場・関連工場では製造が難しい製品の相談を受け付けるとしており、油分の多い製品、においの強い製品、抽出オイルなどの製造も承るとしている。荷姿については液体常温製品を前提に多様な形態に対応すると案内している。自社ラインで受けられない領域については、グループ会社や提携会社との協力で幅広いジャンルの商品づくりが可能だとしている。一方で、自社の製造設備で対応が困難な場合は受託を断ることもあると明記している。最低ロットや価格は公開されていない。
商品化までの流れ
| 問い合わせ | フォームまたは電話。担当者から連絡し、2〜3点の質問を交えて要望を確認する |
| 打ち合わせ | 営業(開発)担当が提案。この段階で予算、スケジュール、納品場所など具体的な内容を確認する |
| 開発・試作 | 打ち合わせ後すぐにサンプル試作に着手。サンプルは打ち合わせから1週間程度で送付し、必要に応じて試作段階での概算見積りも提出可能(諸条件により変動)。納得できるまで改良試作を行う |
| 契約 | 商品スペックが決定したら、本製造に向けて製造委託契約(秘密保持契約)を締結 |
| 本製造(テスト製造) | 原則として顧客立ち会いのもと、試作品の味を工場レベルで再現。条件面の検討が必要な場合は相談のうえテスト製造を実施 |
| 品質検査 | 品質管理部門が所定の品質検査を実施 |
| 納品 | 品質検査に合格した商品を指定の場所へ納品 |
開発・製造品のジャンル
| 洋風(ソース等) | アサイーソース、タルタルソース、バルサミコソース、アヒージョ風ソース、ピザソース、ハンバーグソース、カレーソース、とんかつソース、バーベキューソース、マリネソース、ミートソース、ペペロンチーノソース、バジルソース、ハーブソース、りんごマスタードソース、レモンジュレ、ビスクスープの素(濃縮タイプ)、生姜スープの素(濃縮タイプ) |
| 中華風・韓国風 | 餃子のたれ、焼肉のたれ、バンバンジーのたれ、ジャージャー麺のたれ、冷やし中華のたれ、ビビンバのたれ、スンドゥブのたれ、チャプチェのたれ、ユッケだれ、プルコギのたれ、中華たれ、麻婆ソース、白湯スープ、清湯スープ、冷麺スープ |
| 和風 | 湯豆腐のたれ、温泉玉子スープ、天丼のたれ、焼鳥のたれ、味噌だれ、甘酢あんかけのたれ、鶏そぼろあんかけソース、焼きそばソース、たらこソース、黒ごまソース、葉わさびソース、ゆずジュレ、からし酢みそ、ごま和えの素、すき焼きのわりした、炊き込みご飯の素、煮魚調味料、濃縮鍋つゆ各種 |
| エスニック | トムヤムクンソース、パクチーソース、ハバネロソース、パッタイソース、フォーソース、キーマカレーソース、タンドリーチキンバターソース、スイートチリソース、タコス風ソース、ガパオライスの素、トムヤンガイ、チェー |
| ドレッシング | 梅、大根おろし、シーザーサラダ、玉ねぎ、くるみわさび、しば漬、トマト、ごま、和風、にんじん、ゆずこしょう、中華、レモン、マンゴー |
| ラーメン | ラーメン用かえし、つけ麺のたれ、醤油/魚介醤油/豚骨/豚骨醤油/塩/味噌/えび味噌の各ラーメンスープ、鯛だしスープ、具だしスープ、担々麺スープ |
| デザート | アップルシナモンソース、桜ソース、ホットケーキみつ、おいもとりんごのソース、プリンソース、大学芋のたれ、黒糖ごまソース、黒蜜、みたらし団子のたれ、チョコソース、白蜜、あんこ、抹茶ソース |
品質保証
| 取得事業所 | 豊味食品株式会社 |
| 認証 | FSSC22000 |
| 登録範囲 | 調味料及び清涼飲料水、食品添加物の製造 |
| 登録日 | 2025年3月26日 |
| 認定機関 | DNV Business Assurance Italy S.r.l. |
| そのほか | 2005年10月にISO9001、2022年10月にISO22000を認証取得 |
沿革
| 1969年10月 | 資本金800万円にて豊味食品株式会社を設立 |
| 1972年5月 | 宇治市五ケ庄古川に宇治工場を建設 |
| 1977年4月 | 城陽市久世荒内に城陽工場を建設 |
| 1981年12月 | 資本金9,000万円に増資 |
| 1986年1月 | 宇治工場に食品添加物、調味料の一貫生産工場設備が完成 |
| 1997年3月 | 本社新社屋が完成し品質管理室を増設 |
| 1999年2月 | 乾燥具材充填ラインを新設 |
| 2000年12月 | 城陽工場に粉末調味料ラインを新設 |
| 2001年3月 | 宇治工場を城陽工場に統合 |
| 2001年8月 | 城陽工場に小袋無菌充填ラインを新設 |
| 2001年11月 | 城陽工場に業務用(大型容器)充填ラインを新設 |
| 2002年12月 | 100ml〜1800mlの自動充填ペットラインを新設 |
| 2008年10月 | ビンペット小ロット生産対応充填ラインを新設 |
| 2009年2月 | 工場再構築計画が完了 |
| 2013年4月 | 液体小袋ラインにX線検査機を導入 |
| 2015年4月 | セル式充填機を新設 |
| 2016年2月 | 乾燥具材充填機(コンピュータースケール付)を新設 |
| 2018年6月 | BIB充填機を新設 |
| 2018年10月 | 会社設立50年目を迎える |
| 2024年6月 | 排水処理設備が竣工 |
| 2025年3月 | FSSC22000認証を取得 |
自社オリジナルブランドの「京南禅」シリーズは小袋製品が中心で、冷やっこのたれ(15ml)、冷やっこすうぷ(15ml)、おぼろ豆腐のたれ(15ml)、ゆずわり(20g)、DXあげだし豆腐のたれ(30g)、寄せ豆腐のたれA(15g)、湯どうふのたれ(15ml)を展開している。売れ筋はDXあげだし豆腐のたれと寄せ豆腐のたれAだとしている。ボトル製品では、京南禅名義が冷やっこのたれと湯どうふのたれの200ml2品、これとは別に「京都」を冠したシリーズとして、おとうふのたれ、ぎょうざのたれ、京くれない人参を使った人参のドレッシング、聖護院かぶらとゆず・すだちを使った和柑橘とかぶらのドレッシング、京都水尾産のゆず果汁と西京白味噌を使ったゆず香る白味噌の京ドレッシングをいずれも110mlで展開する。ドレッシング3品には2025年2月・6月に発売した150mlの瓶入りもある。販路としてDELISH MALLと、京都府城陽市のふるさと納税返礼品としてさとふるを案内している。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、豊味食品株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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