株式会社日本生物科学研究所
大阪発の植物性ナットウキナーゼ素材・納豆のOEMを手がける
株式会社日本生物科学研究所は、大阪市福島区に本社を置く機能性素材のメーカーである。1974年の創業以来、独自の培養・発酵技術で機能性原料を開発してきた会社で、主力は納豆菌を培養した「納豆菌培養エキス NSK」。素材の研究開発・製造販売に加えて、機能性食品の製造販売とOEM製造、動物(犬猫)向け機能性食品の3本を事業の柱に据えている。九州工場の敷地内に研究所を置き、製品づくりと研究開発を連携させる体制をとっている点が特徴である。
会社概要
| 社号(商号) | 株式会社日本生物科学研究所 |
| 代表取締役社長 | 東 潤一郎 |
| 所在地 | 〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島1丁目4番40号 JBSL梅田ビル5F |
| 電話・FAX | TEL 06-6451-1711/FAX 06-6451-1712 |
| 創業/設立 | 1974(昭和49)年9月/1986(昭和61)年8月 |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 事業内容 | 機能性素材の研究開発・製造販売/機能性食品の製造販売、OEM製造/動物の機能性食品の製造販売 |
| 主な拠点 | 大阪本社(自社ビル)、東京支社(千代田区内神田)、九州工場(大分県国東市安岐町)、九州培養プラント(大分県国東市武蔵町)、京都配送センター |
2025年に代表取締役社長が交代し、東健一郎氏が会長、東潤一郎氏が社長に就任している。
3つの事業
| 事業 | 内容 |
| 機能性素材の研究開発、製造販売 | 独自の培養・発酵技術を活かした機能性原料と自然由来原料の研究開発・製造販売。創業当時からの「植物発酵エキスBIOZYME」、主力の「納豆菌培養エキスNSK」に加え、2025年から「アスタキサンチン」の販売を開始 |
| 機能性食品の製造販売、OEM製造 | 九州工場の敷地内に研究所を置き、製品づくりと連携した研究開発を行う体制。創業当時からビオチームドリンクを製造販売しており、九州工場ではドリンクのOEMにも対応 |
| 動物の機能性食品の製造販売 | 犬猫向け機能性食品を取り扱い。直営の動物病院およびトリミングサロンで飼い主の声を集め、製品に反映 |
OEMについて公式サイトが明示しているのは、九州工場でのドリンクの受託製造である。同社自身が1974年の創業時からビオチーム飲料の製造・販売を続けており、自社製品で使っているラインをOEMにも開放している形になる。
取り扱う機能性素材
| 素材 | 公開されている内容 |
| 納豆菌培養エキス NSK | 1998年に製造方法を確立。同年、世界初のナットウキナーゼ含有栄養補助食品「ナチュラルスーパーキナーゼ」とともに販売開始 |
| アスタキサンチン Astaphyll | 2025年にヘマトコッカスの自社培養に成功し、純国産のアスタキサンチンとして販売開始 |
| 植物発酵エキス BIOZYME(ビオチーム) | 1974年の創業時に長期培養熟成による製造方法を確立。ビオチーム飲料の製造・販売を開始 |
| オーガニックあした葉 | 1994年に八丈島原産のあした葉に着目しインドネシアで無農薬有機栽培に着手。2005年に国内初の「有機あした葉パウダー」の供給を開始 |
| あした葉ポリフェノール CHALSAP | 1999年、あした葉特有の黄汁成分「カルコン」の採取と粉末化に成功し販売開始 |
| 胡麻ミネラル | 1998年、胡麻本来のミネラルバランスで抽出した素材として販売開始 |
| カツオエラスチン | 2015年、カツオ動脈球を酵素分解した高純度海洋性エラスチンペプチドとして海外向け販売を開始 |
納豆菌培養エキスNSKについては、これを配合した機能性表示食品が2019年に「血圧を下げる機能」、2024年に「末梢体温を維持する機能」で届出受理されている。機能性表示食品の開発を前提に素材を選ぶ場合、届出実績のある素材かどうかは検討材料になる。
沿革(主な出来事)
| 1974年 | 創業。酵素および多糖類生成能に優れた有用菌を発見。植物発酵エキス「ビオチーム」の製造方法を確立し、飲料の製造・販売を開始 |
| 1986年 | 株式会社日本生物科学研究所を設立。「自然と人間の共存」を企業理念に新体制でスタート |
| 1996年 | 大分県国東市安岐町に九州工場を新設 |
| 2002年 | 東京都千代田区に営業開発本部 東京支社を開設 |
| 2004年 | 本社・九州工場で納豆菌培養エキスNSK、植物発酵エキス ビオチーム等についてISO9001:2000を取得 |
| 2005年 | 九州工場に研究棟、研究用プラントを新設 |
| 2012年 | 大阪本社を自社ビルへ移転 |
| 2014年 | ペット事業部を新設。ドッグサロン&ホテル「LuLuDog」を大阪市内にオープン |
| 2015年 | 犬用サプリメント「いぬさぷり」を開発し直販を開始 |
| 2016年 | 京都工場を建て替え、京都配送センターとして稼働開始 |
| 2025年 | 東京支社を移転。大分県国東市武蔵町に九州培養プラントを新設 |
OEM・受託に関する公開情報
| 確認項目 | 公開情報での状況 |
| 受託できる形態 | 九州工場でのドリンクのOEMを明示。錠剤・カプセル等の剤形についての記載はない |
| 最小ロット・価格 | 非公開 |
| 原料供給 | 自社で開発した機能性素材を原料として供給。他社処方への配合を前提とした相談が可能 |
| 品質管理 | 本社・九州工場でISO9001:2000を取得(2004年) |
| 研究体制 | 九州工場の敷地内に研究所と研究用プラントを設置。企業・大学・外部研究機関との連携を公表 |
| エビデンス | 納豆菌培養エキスNSKで機能性表示食品の届出受理実績が2件 |
| 動物用 | 犬猫向け機能性食品も事業として展開。直営の動物病院・トリミングサロンを運営 |
| 展示会 | 食品開発展、ウェルネスフードジャパン、インターペット東京などに出展 |
素材メーカーとしての性格が強く、受託製造として明示されているのはドリンクに限られる。自社で開発した素材を使った飲料を企画する場合や、機能性表示食品の届出実績がある素材を採用したい場合の相談先として位置づけられる。剤形を広げたい場合や大量生産を前提とする場合は、対応範囲を個別に確認しておきたい。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、株式会社日本生物科学研究所の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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