株式会社黒姫和漢薬研究所
株式会社黒姫和漢薬研究所は、長野県上水内郡信濃町で薬草茶と自然健康食品の研究・製造・販売を行う会社である。創業は昭和22年9月、株式会社としての創立は昭和40年4月。創業者の狩野誠が黒姫山麓に開拓農民として入植し、信越県境の黒姫・戸隠・妙高の山々に自生する植物を活用して「延命茶」を創製したのが始まりである。看板商品の「えんめい茶」をはじめとする山野草茶を本社工場で製造しており、OEM・受託製造にも対応している。
会社概要
| 会社名 | 株式会社黒姫和漢薬研究所 |
| 本社・工場 | 長野県上水内郡信濃町柏原4382 TEL 026-255-3125/FAX 026-255-5006 |
| 代表者 | 代表取締役 狩野 土(かのう はかる) |
| 創立 | 昭和40年4月(創業:昭和22年9月) |
| 資本金 | 3,600万円 |
| 事業内容 | 薬草茶の研究、製造、販売/自然健康食品の研究、製造、販売/出版・企画事業 |
| 認定 | 健康経営優良法人(中小規模法人部門)を2018年に取得し継続中。2021年に長野県SDGs推進企業に認定 |
OEM・受託製造の内容
同社は、企画・提案から製造まで一貫して対応するとしており、日本国内だけでなく世界各地の原料素材を取り扱っている。テスト販売や試作品などの小ロットも相談可能としている。顧客の持ち込み原料での商品企画にも対応する。
| 1. 問い合わせ | コンセプト、原料名、加工の種類(焙煎・TB加工)、数量を伝える |
| 2. ヒアリング・テスト加工 | 担当者が詳細なヒアリングを実施。持ち込み原料での企画も可能 |
| 3. 見積もり | ヒアリングとテスト加工の結果に基づいて提示。工賃は加工条件、加工量、原料の状態、包装の状態により変わる |
| 4. 製造 | 原料到着日、納期、入目、使用資材、出荷先を確認。使用資材は指定のものに梱包し、同社での用意も可能 |
玄米コーヒーOEMの条件
同社は玄米コーヒーのOEM製造に専用ページを設けている。玄米珈琲は玄米を黒焼きにした「黒焼き玄米」「玄神(心)」を、コーヒー風味に仕上げたものだと説明している。米から作るためカフェインが含まれない。焙煎はロースターを健康茶仕様に改良し、外気を遮断した半熱風焙煎機で熱風と直火を使ってじっくり行うとしている。うるち米、もち米、古代米など各種の米で加工でき、水分量やサイズの条件はあるが古米での加工も可能としている。
玄米コーヒーについては、一般的な受託製造ではなく、依頼側から同社が米を購入して加工し納品する形をとっている。玄米のトレースを確保し、顧客と一緒に商品を作りたいという理由だと説明している。手順としては、米の単価を伝え、米の価格と希望仕様をもとに見積もりを作成し、表示の打ち合わせと原料入荷日・納品日を確定する流れである。造粒加工以外は、1ロットの中で2種類の仕様に分けて作ることができ、例としてティーバッグ8包を500個、ドリップ100gを250個といった組み合わせを挙げている。裏面表示はパッケージへのダイレクト印刷(支給)、シール支給、同社でのシール作成のいずれかに対応し、表面のシールは支給が必要である。繁忙期を除き、原料の入荷から出荷まで約1ヶ月かかるとしている。
品質管理
2002年10月から食品衛生管理システムHACCPを導入している。導入にあたって一般衛生管理プログラム(PP)の実施と社員教育から着手し、5S運動(整理、整頓、清掃、清潔、躾)に始まって毎月一度の講習会を開いていると説明している。作業所内のルールを明文化し、各作業工程に標準作業の手順書と作業実施記録書を配置している。
トレーサビリティについては、野生品原料が多く、栽培品原料もその多くが小規模栽培で収穫後の流通に仲買が介在することが多いため、追跡が難しいのが実情だと率直に説明している。そのうえで、トレース可能な原料は調達先から保証書を入手して適合を確認し、追跡が難しいものは原料ごとの網羅的な残留農薬検査で基準値以内であることを確認、さらに製品群ごとの網羅的な残留農薬検査を順次行っているとしている。
沿革
| 1947年(昭和22年) | 上水内郡信濃町にて『信州薬草研究会』設立。信州大学医学部、千葉大学薬学部の指導を受け『延命茶』を創製 |
| 1959年(昭和34年) | モデル農民工場として『有限会社エンメイ』を設立 |
| 1965年(昭和40年) | 『株式会社黒姫研究所』設立 |
| 1971年(昭和46年) | 『株式会社黒姫和漢薬研究所』と改称 |
| 1974年(昭和49年) | 資本金1,800万円に増資。新原料工場が竣工 |
| 1984年(昭和59年) | 新工場、原料貯蔵プラントが竣工 |
| 1990年(平成2年) | 資本金3,600万円に増資 |
| 1994年(平成6年) | 野草茶房シリーズの製造販売を開始 |
| 2001年(平成13年) | 本社工場・営業本部を統合。新包装ラインを導入 |
| 2002年(平成14年) | 新倉庫棟を建設。京都薬科大学生薬学教室の吉川雅之教授と学術顧問契約。HACCPシステムを導入 |
| 2005年(平成17年) | 不双ライン(テトラティーバッグライン)を導入 |
| 2007年(平成19年) | 近畿大学薬学部の村岡修教授と学術顧問契約。実物用新焙煎機を導入。三七花成分の特許を取得 |
| 2003年(平成15年) | 『快三七人参花エキス湯』の製造販売を開始 |
| 2008年(平成20年) | 快三七人参花エキス湯『励命源』液状タイプの製造販売を開始。葉物用風力選別機を導入。英国王室よりチャールズ皇太子殿下、皇室より高円宮妃殿下が来訪 |
| 2009年(平成21年) | テトラティーバッグラインを追加導入。新型リーフ用充填ライン、インクジェット高速印字機を導入 |
| 2011年(平成23年) | 60kg熱風焙煎機を導入 |
| 2013年(平成25年) | 和漢薬抽出機を導入 |
| 2015年(平成27年) | パッケージシュリンク装置を導入 |
| 2016年(平成28年) | 野菜・果物乾燥装置を導入。玄米珈琲を発売開始 |
| 2017年(平成29年) | 甘茶を長期発酵させた熟成甘茶を発売開始 |
| 2012年(平成24年) | Café de kampohシリーズの発売に併せてモデル店舗を長野市大門に開設 |
| 2021年(令和3年) | Café de kampoh ブレンドティーシリーズをリニューアル。葉物焙煎機をリニューアル |
| 2022年(令和4年) | 個包装充填ラインを入れ替えて稼働。『快キャッツクローエキス顆粒』『快キャッツクロークリーム』の製造販売を開始 |
| 2023年(令和5年) | BCP(事業継続計画)を策定 |
| 2025年(令和7年) | 第83回ジャパン・フード・セレクションで『えんめい茶』が最高評価のグランプリを受賞。信州デザインアワード2024で『ユルティー』がNAGANO GOOD DESIGN部門に入選 |
自社ブランドとしては「えんめい茶」のほか、特許を取得した三七人参花エキス製品「励命源」、素材100%の野草茶「野草茶房」、えんめい茶に世界各国の健康素材をブレンドした「えんめい茶αシリーズ」、「手がるに 気がるに はじめる 漢方」を掲げる「Café de Kampoh ブレンドティー」、飲用と外用の両方を展開するキャッツクロー製品、玄米珈琲、熟成甘茶、和紅茶シリーズなどを展開している。2026年8月には賞味期限の印字不良についてのお詫びと製品交換の案内を掲載している。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、株式会社黒姫和漢薬研究所の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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