キトサン食品工業株式会社
宮崎県発のスプレードライ製造に強い健康食品のOEMを手がける
キトサン食品工業株式会社は、宮崎県都城市で健康食品・サプリメントの製造を行うメーカーである。社名のとおりキトサンを軸にした会社で、自社ブランド「マインドエース」を平成4年4月から販売する一方、他社ブランドのOEM・PB製品の受託製造にも対応している。ISO9001の認証範囲に「キトサンなどの健康食品全般の受注、開発、製造及び販売」を含めており、自社工場での一貫生産を前提とした体制をとっている。
会社概要
| 社名 | キトサン食品工業株式会社 |
| 代表取締役社長 | 前田 幸作 |
| 創業/設立 | 昭和57年4月/平成3年3月 |
| 資本金 | 34,000千円 |
| 従業員数 | 9名(2026年3月現在) |
| 所在地 | 〒885-0003 宮崎県都城市高木町4864番地7 |
| 電話・FAX | TEL 0986-38-8889/FAX 0986-38-8890 |
| 取引銀行 | 南日本銀行、宮崎県信用保証協会、日本政策金融公庫 |
| 理念 | 健康で豊かな人生を、すべての人に |
事業は自社ブランドの直販とOEM・代理店の2本立てで、代表メッセージでは後者について「確かな製造技術と安全性を背景に、長期的に併走できる『信頼に足るパートナー』であること」を掲げている。工場は霧島連山の麓にあり、自社製品と受託製造品を同じ自社工場で製造している。
OEM受託の条件
OEMページのFAQで、受けられる条件と受けられない条件が明確に示されている。とくに機能性表示食品・特定保健用食品を受注対象外としている点は、企画段階で押さえておくべき前提になる。
| 項目 | 公開されている内容 |
| 対応できる形状 | 主に粒錠、カプセル、スティック分包。原料の性質により希望の形状で対応できない場合あり |
| 最小ロット | 小ロットでの対応が可能。具体的な数値は商品の成分・仕様によって異なるため非公開 |
| 納期 | 短期納品に対応と記載 |
| 原料の持ち込み | 試験成績書の提出を原則とし、自社での検査で基準をクリアした原料にも対応 |
| 取り扱える原料 | キトサンに限らない。コラーゲン、真珠パウダー、プラセンタエキスなどの製造実績あり |
| 機能性表示食品・特定保健用食品 | 受注対応していない |
| 味付け | 食品の性質・品質上、対応できる場合とできない場合がある |
| パッケージデザイン | 依頼は可能。制作は外部デザイナーへ外注して対応 |
| 試作 | 打ち合わせ後に試作品を作成 |
| 海外向け | アジア諸国、アメリカなど海外との取引も可能 |
| 工場見学 | 可能 |
OEM製品化の流れ
| STEP01 ヒアリング | 希望する健康食品・サプリメント・形状などを確認 |
| STEP02 商品設計 | 商品コンセプトと自社が持つ商材の最新データを踏まえて提案 |
| STEP03 商品決定 | 処方・味・風味・配合方法・製品仕様・見積りを確認 |
| STEP04 試作 | 試作品・サンプルを作成してイメージを共有 |
| STEP05 製造・納品 | 製造管理・品質管理のもとで製造 |
品質管理の体制
| 項目 | 公開されている内容 |
| ISO9001 | 登録日 2018年12月26日/認証番号 MSA-QS-4509/認証範囲 キトサンなどの健康食品全般の受注、開発、製造及び販売 |
| HACCP | 2020年6月施行の食品衛生法改正によるHACCP義務化に伴い、HACCPの考え方に基づく衛生管理を実施 |
| 実施管理基準 | 一般衛生管理基準、HACCPの考え方に基づく衛生管理基準、製造工程図、危害要因分析および重要管理点(CCP)の決定、重要管理点プランの作成、異常時対応、教育訓練手順 |
| 検査・管理体制 | 異物混入や微生物汚染の検査体制、製品標準書に基づく各工程の生産管理体制、原料の受入検査体制 |
| リスク対応 | 生産物賠償保険など、製品回収事故が発生した場合のリスク対応 |
| 日常の衛生管理 | 機械の分解クリーニングを毎回実施 |
主力素材である水溶性キトサン
キトサンは一般に水に溶けにくい性質を持つが、同社の「マインドエース」は水に溶けやすいように加工されたキトサンである。同社は研究開発の成果として「世界で初めて水溶性キトサンの開発に成功」したと自社公称しており、厳選された原料と独自のバイオ技術によって安定生産する技術を確立したうえで、平成4年4月に製品として発売した。原料は主としてカニ殻から分離抽出している。
キトサンという素材の背景については、1811年にフランスの自然学者ブラコノーがキチンを発見したこと、日本では1982年に農林水産省が「未利用生物資源バイオマス10カ年計画」を発足させたことを契機に研究が進んだことを紹介している。現在では健康食品のほか、化粧品、医療材料、農業分野でも利用されている素材である。甲殻類を原料とするため、アレルゲン表示の扱いは商品設計時の確認事項になる。
従業員9名の小規模な体制でありながら、ISO9001とHACCPに基づく管理体制を整え、原料持ち込みや海外向けまで受けている点が特徴である。粒錠・カプセル・スティック分包という形状に収まる健康食品を、小ロットから立ち上げたい場合の候補になる。ただし機能性表示食品は受注対象外であるため、機能性の表示を前提とした企画には向かない。
掲載情報について
このページは、公開されている情報をもとに食品OEMの窓口編集部がまとめたものです。設備の稼働状況、対応できる品目やロットの条件は変わることがあります。発注を検討される際は、キトサン食品工業株式会社の公式サイト、または同社へ直接お問い合わせのうえ、最新の内容をご確認ください。
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